月報はその月の業務内容を上長や経営陣に報告するための文書。
部署や社員ごとの達成率や進捗を把握することで、適切な意思決定を行うためのものとなっています。
しかし月報の項目は多岐にわたるため、いちいちフォーマットやテンプレートを作成するのは面倒だという方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、すぐ使える月報テンプレートを業種・目的などに合わせて5つ紹介していきます。
【無料】月報テンプレート5選|エクセル・ワード
基本形として汎用的に使えるものや営業向けなど月報テンプレートを5つ紹介。
それぞれエクセル・ワード形式でダウンロードし、すぐ使用していただくことが可能です。


基本の月報テンプレート
こちらは基本形の月報テンプレート。こちらを基本に、適宜項目を追加・削除するなど氏て使用するのがオススメです。
なお、ファイルではなくテキストで報告を行う際は以下をコピーして使用していただけます。
▼記入日
▼部署
▼氏名
▼目標
▼主な業務内容
▼課題・改善案
▼コメント・所感
営業マン向けの営業月報テンプレート
こちらは営業職向けの月報テンプレート。営業先別に達成度や成果などを記載しつつ、課題や改善案を記入することができます。
なお、ファイルではなくテキストで報告を行う際は以下をコピーして使用していただけます。
▼記入日
▼部署
▼氏名
▼目標
▼営業内容
1.
営業先・担当者:
達成度:
成果・反省点・改善点:
2.
営業先・担当者:
達成度:
成果・反省点・改善点:
▼課題・改善案
▼来月の目標・所感
プロジェクト型業務向け|エンジニア・広告運用など
【エンジニア・開発者向け】業務月報テンプレート_エクセル形式
こちらはエンジニアや広告運用などプロジェクト単位で動く職種のためのテンプレート。プロジェクトごとに詳細を記入することが可能です。
なお、ファイルではなくテキストで報告を行う際は以下をコピーして使用していただけます。
▼記入日
▼部署
▼氏名
▼目標
▼業務内容
プロジェクト名:
作業項目:
作業時間:
優先度:
進捗率:
▼課題・改善案
▼コメント・所感
施工・検査など建設業向け
こちらは施行・検査など建設業に向いた月報テンプレート。現場ごとに人数や稼働時間を記載することができます。
なお、ファイルではなくテキストで報告を行う際は以下をコピーして使用していただけます。
▼記入日
▼部署
▼工事現場名
▼作業者(氏名・作業時間)
・
・
・
▼集計
人工合計:
時間外合計:
高速料金:
駐車料金:
▼備考・ヒヤリハット
新入社員向け|研修中など
こちらは新入社員研修の報告に特化した月報テンプレート。研修内容や学び・気付きなどを項目として追加しています。
上長への報告だけではなく、社員自身の振り返り学習に使用することができます。
なお、ファイルではなくテキストで報告を行う際は以下をコピーして使用していただけます。
▼記入日
▼氏名
▼研修概要
▼研修詳細
・
・
・
▼学び・気付き
▼学んだことをいつ・どう活かしていけそうか
▼来月の研修
予定日時:
研修内容:
課題:
月報(業務報告書)とはその月の業務や活動の報告書

月報とは、その月の業務や活動内容、および成果をまとめた報告書のことを指します。
日報や週報とは異なり、長期的な目線で1ヶ月間の業務を振り返ることができるのが特徴です。
月報の作成・提出先は、同期や上司だけでなく、経営陣に報告することもあります。
例えば、営業部門の月報では、その月の売上目標に対する達成率や、主要な商談の進捗状況などを詳細に報告することで、経営陣が現場の状況を把握し、適切な意思決定を行うことが可能に。
このように、月報は組織内の情報共有や意思決定に重要な役割を果たしています。
月報の記入時間と目安量

月報の作成にかかる時間は業務内容によってさまざま。30分程度で終わる場合もあれば、数時間かかるケースもあります。
1ヶ月分の業務内容や成果を漏れなくまとめるためには、ある程度の時間をかける必要があると考えておきましょう。
効率的に月報を作成するコツは、日々の業務の中で、重要なポイントをメモしておくこと。
例えば、商談の進捗状況や課題、アイデアなどを、その都度書き留めておくと、月報作成時に思い出しやすくなります。
こうしたメモを活用しながら、月末にまとめて月報を作成するのが良い方法だと言えます。
月報の分量としては、A4用紙2枚程度が一つの目安。ただし、業務内容や成果の量によって、分量は変動するので、柔軟に対応することが大切です。
【例文付き】月報の項目と書き方

月報を作成する際は、以下の項目を含めることが一般的です。各項目について、例文を交えながら解説します。
作成に関わる諸情報
月報の冒頭には、作成者名、作成日時、所属部署、プロジェクト名、提出先などの基本情報を記載します。
作成日時:2024年7月31日
所属:営業部第二課
プロジェクト名:新製品販売促進プロジェクト
提出先:佐藤次郎(営業部長)数
今月の目標
その月の目標を、予算や行動数などの具体的な数値とともに記載します。
事前に上司や関係者に確認しておくと、目標設定がスムーズに行えます。聞いておくべき項目は以下の通りです。
・新規顧客獲得数
・商談件数
・マーケティング施策の実施回数
例えば以下のように記載します。
売上目標:5,000万円
新規顧客獲得数:10社
商談件数:30件
マーケティング施策の実施回数:5回
業務内容
今月実施した業務内容を、具体的かつ詳細に記載します。顧客情報やプロジェクト概要なども含めると、報告内容がより明確に。
今月は、以下の業務を実施しました。
新製品Xの提案を行い、導入に向けた検討を進めていただけることになりました。
次回商談は8月上旬を予定しています。
2. B社への新製品プレゼンテーション(7/10)
新製品Yについて、機能と価格面でのアピールを行いました。
現在、社内で導入検討中とのことです。
3. 新製品販売促進キャンペーンの企画・実施(7/1〜7/31)
新製品Xの認知度向上を目的としたキャンペーンを実施しました。
SNSでの広告掲載、インフルエンサーとのタイアップ、店頭でのデモンストレーションなどを行いました。
キャンペーン期間中の新製品Xの売上は、目標の120%を達成しました。
実績・成果・進捗
今月の実績・成果・進捗は、数値やパーセンテージを用いて明確に記載します。
新規顧客獲得数:目標10社に対し、実績は12社(達成率120%)
商談件数:目標30件に対し、実績は35件(達成率117%)
マーケティング施策の実施回数:目標5回に対し、実績は6回(達成率120%)
表・グラフ
数値データは表やグラフを使用することで、視覚的にわかりやすく伝えることができます。Excelやスプレッドシートを活用し、適切な表やグラフを作成しましょう。
改善点・打ち手
今月の業務を振り返り、改善すべき点とその打ち手を具体的に記載します。
改善点:商談の成約率が低い(35件の商談に対し、成約は5件のみ)]
打ち手:
商談前の顧客ニーズの把握を徹底する
提案内容をより顧客目線で精査し、価値訴求力を高める
成約率の高い営業担当者のノウハウを共有し、チーム全体のスキル向上を図る
来月の目標
来月の目標は、事前に決められた最終目標から逆算し、再設定します。目標の設定は、効果的な振り返りと能力の向上に寄与すると考えられています。
来月の目標は以下の通りです。
売上目標:6,000万円
新規顧客獲得数:15社
商談件数:40件
マーケティング施策の実施回数:7回
これらの目標は、年間目標から逆算し、今月の実績を踏まえて設定しました。目標達成に向けて、チーム一丸となって取り組んでいきます。
所感・感想など
月報の最後に、今月の業務を通じて気付いたことや感じたことを自由に記載しましょう。フィードバックの依頼や情報共有など、様々な用途に活用できるようになります。
今月は、新製品販売促進プロジェクトに注力し、売上目標を達成することができました。チームメンバーの積極的な取り組みと、マーケティング施策の効果が大きかったと感じています。 一方で、商談の成約率向上が課題として浮き彫りになりました。来月は、この点を重点的に改善していきたいと考えています。
また、今月の業務を通じて、顧客ニーズの多様性を実感しました。今後は、より細やかな顧客分析を行い、個々のニーズに合わせた提案ができるよう努めていきます。
最後に、チームメンバー全員の協力とサポートに感謝いたします。引き続き、一丸となって目標達成に取り組んでまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
業種ごとの月報作成例
営業マンの月報例
2024年7月31日
営業部 山田太郎
今月の主な業務内容
1. 新規顧客開拓
〇〇業界の企業リストを作成し、アプローチ方法を検討
10社に対して、メールおよび電話でコンタクトを取り、3社から商談の機会を獲得
2. 既存顧客フォロー
A社:新製品Xの導入提案を行い、試験導入の承諾を得た
B社:定期訪問を実施し、追加受注につなげた
3. 販売促進企画
新製品Yの販売促進キャンペーンを企画し、上席の承認を得た
キャンペーン実施に向けて、関連部署との調整を開始
成果
新規商談獲得:3件
既存顧客からの追加受注:2件
新製品Yのキャンペーン企画完了
所感・課題
新規顧客開拓では、アプローチ方法の見直しが必要と感じた。特に、メールでのアプローチは反応率が低いため、電話や対面での営業活動にシフトしていきたい。
既存顧客フォローでは、定期的な訪問が受注につながることを再認識した。今後も、顧客とのコミュニケーションを大切にしていく。
来月の目標
新規商談獲得:5件
既存顧客からの追加受注:3件
新製品Yのキャンペーン実施準備完了
広告運用の月報例
2024年7月31日
広告運用部 鈴木花子
今月の主な業務内容
1. 広告キャンペーンA
ターゲット設定や広告文案を見直し、運用効率の改善を図った
運用結果を分析し、上長に報告
2. 新規キャンペーンB立ち上げ
クライアントとの打ち合わせを実施し、キャンペーンの目的や方向性を確認
広告プラットフォームの選定や予算配分の検討を開始
3. 広告効果測定手法の検討
各種指標の計測方法やレポーティング方法を見直し、改善案を作成
関連部署と連携し、新しい効果測定手法の導入に向けて調整
成果
広告キャンペーンAのCTR:前月比1.2ポイント増
新規キャンペーンBの立ち上げ準備完了
広告効果測定手法の改善案作成
所感・課題
広告キャンペーンAの運用効率改善では、ターゲット設定の最適化が功を奏した。今後も、データ分析に基づいた改善を継続していきたい。
新規キャンペーンBでは、クライアントとの密なコミュニケーションが重要だと感じた。要望を的確に把握し、最適な広告運用を提案していく。
来月の目標
広告キャンペーンAのCTR:前月比1.5ポイント増
新規キャンペーンBの立ち上げ
新しい広告効果測定手法の導入
施工の月報例
2024年7月31日
佐藤次郎
今月の主な業務内容
・A現場の施工管理
工程管理や品質管理を徹底し、計画通りに進捗
安全管理にも注力し、労災事故ゼロを達成
・B現場の引き渡し準備
クライアントとの最終確認を実施し、引き渡しに向けた準備を進めた
関連書類の整理や、下請け業者との調整を行った
・C現場の受注活動
設計事務所や建築主とのミーティングを実施し、プロジェクトの詳細を詰めた
見積もりを作成し、受注に向けて交渉を進めた
成果
・A現場の工程進捗率:95%
・B現場の引き渡し準備完了
・C現場の受注活動進捗率:80%
所感・課題
・A現場では、品質管理と安全管理の両立が課題だった。定期的なパトロールや教育を行うことで、高い品質と安全を確保することができた。
・B現場の引き渡しでは、クライアントとのコミュニケーションが鍵となった。引き渡し後のフォローも含めて、信頼関係の構築に努めていきたい。
来月の目標
・A現場の工程進捗率:100%(完了)
・B現場の引き渡し完了
・C現場の受注獲得
新入社員の月報例|研修中など
2024年7月31日
新入社員 高橋幸子
今月の主な業務内容
1. 新入社員研修
・ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどの基礎研修を受講
・商品知識や業務フローなどの専門研修にも参加
2. 先輩社員との同行
・営業先輩との同行訪問を3回実施し、営業活動の流れを学んだ
・企画先輩とのミーティングに同席し、企画書作成のポイントを学んだ
3. 配属部署での実務
・配属先の部署で、データ入力や資料作成などの実務を経験
・先輩社員のサポートを行いながら、業務の流れを把握
成果
・新入社員研修の受講率:100%
・先輩社員との同行回数:5回
・配属部署での実務経験:10業務
所感・課題
・新入社員研修では、社会人としての基礎スキルを学ぶことができた。特に、ビジネスマナーの重要性を再認識した。
・先輩社員との同行では、実際の業務の進め方を肌で感じることができた。営業や企画の難しさを実感すると同時に、やりがいも感じた。
来月の目標
・配属部署での実務経験:20業務
・営業同行:5回
・企画書作成の練習:3本>
より効果的な月報を作るためのポイント

上述の通り、月報は自身の業務を振り返り、上司や経営陣に進捗状況を報告する重要な文書。より効果的な月報を作成するためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
目標や計画を意識して作成する
月報は、あらかじめ設定された目標や予算に対する達成状況を報告するものです。
目標や計画を意識せずに作成してしまうと、単なる活動記録に終わってしまい、経営判断に役立つ資料とはなりません。
月報を作成する際は、常に目標や計画を意識し、それらに対する進捗状況や達成度合いを明確に示すことが重要です。
定量的・定性的に記載する
月報では、業務の進捗状況や成果を定量的に記載することが求められます。数値を用いることで、目標に対する達成度合いを明確に示すことができるためです。
例えば売上目標に対する達成率、新規顧客の獲得数、生産性の向上率など、具体的な数値を用いて報告します。
なお数値だけでは伝えきれない情報については、定性的な説明を加えましょう。
見やすさ・伝わりやすさを工夫する
見やすさと伝わりやすさも工夫することが重要。具体的には、以下のような方法が効果的です。
- 表やグラフを活用し、数値を視覚的に表現する
- 図解を用いて、複雑な内容をわかりやすく説明する
- 箇条書きを使って、情報を整理し、ポイントを明確にする
このような工夫を行うことで、読み手である上司や経営陣が内容を素早く理解できるように。上司からの評価も高くなると考えられます。
網羅的に記載する
月報では、その月の業務内容を余すことなく記載することが求められます。
網羅的に記載することで、自身の業務を振り返り、課題を抽出する良い機会にもなります。また、重要な情報の漏れを防ぐこともできるように。
ただし、情報量が多くなりすぎないよう、適度に要点を絞ることも必要。優先順位をつけ、重要度の高い情報から記載していくことで、バランスの取れた月報を作成しましょう。
なお、複数の業務を行っている場合はセクションを分けるなど書きやすく・読みやすくする工夫を行いましょう。
月報に書くことがない時には

月報を作成する際、ときには書くべき内容が思い浮かばないこともあるでしょう。そのような場合には、以下のような方法を試してみると良いでしょう。
一日ごとにスケジュールを振り返ってみる
月報に書く内容が思い付かない時は、まずは一日ごとのスケジュールを振り返ってみましょう。
具体的には、業務日誌やカレンダーを見返し、その日に行った業務内容を洗い出します。こうすることで、月報に記載すべきポイントが明確になってきます。
業務をカテゴライズする
月報では、業務内容を大まかなカテゴリに分類し、それぞれのカテゴリに費やした時間を記載するのも効果的です。
例えば、「企画業務」「営業活動」「事務作業」「会議・打ち合わせ」などのカテゴリを設定し、それぞれに費やした時間を集計します。
自身の業務の傾向や、時間の使い方を分析することができます。
成果物のURLやファイルのリンクを記載する
レポートや企画書、プレゼンテーション資料など、目に見える成果物がある場合は、そのURLやファイルのリンクを月報に記載しましょう。
上司や経営陣が成果物を直接確認することができ、業務の進捗状況や成果の質を評価しやすくなります。
全体としては、日々の業務を丁寧に振り返り重要なポイントを抽出することが、充実した月報作成のカギとなると認識しておきましょう。
月報を管理できるツール|「日報くん」

「日報くん」は、スマホやPCから簡単に日報の提出や稼働集計ができるクラウド型の業務管理システム。月報の提出や管理を効率化し、プロジェクトやチームの稼働状況を把握することで、組織全体の生産性向上に役立ちます。
スタッフはWeb上で簡単に日報を送信でき、チーム・プロジェクト単位での稼働率管理ができるように。
スタッフの稼働状況をリアルタイムで把握できるため、プロジェクトごとの工数管理が可能になり、適切な人員配置や収支管理にもつなげられます。
料金は1人44円〜と業界最安となっているのも特徴です。
「日報くん」の導入事例
株式会社シスク様(印刷・発送代行)では、導入前は営業活動の効果測定ができておらず、どの営業手法が効果的なのか判断できずにいました。
日報くんを導入後、テレアポ、外回り、ネット受注それぞれの稼働時間と受注件数を可視化することができました。結果的にネット広告の費用対効果の高さを認識したうえで、営業戦略をネット広告中心にシフトしました。
また、テレアポの時間を削減し、自社販売サイト更新に注力するという意思決定にも繋がりました。
日報くんの特筆すべき貢献ポイントは、稼働時間と受注件数の比較から最適な営業手法を導き出せた点と、日報くんのデータに基づいた営業戦略の転換を図れた点です。
このように、日報くんは日報の入力・集計を効率化するだけでなく、蓄積したデータを業務改善や経営判断に役立てることができるツールとなっています。
\手放せなくなる日報ツール/
yama13
慶應義塾大学卒。2020年より中小企業の経理業務に従事。現在は経理と並行してマーケティング領域も担当し、数字に基づく経営状況の分析を得意とする。実務視点と戦略的な思考を活かし、現場に即した改善提案を行っている。





