物流管理システムおすすめ10選!TMSやWMS、WESなど網羅

業務効率化

物流業界では人手不足や配送効率化が大きな課題となっており、特に2024年問題以降、配車業務の最適化は喫緊の課題となっている企業も多いでしょう。これまで配送ルートの作成や車両の割り当てといった配車業務は、従来は経験豊富な担当者の勘と経験に頼ることが多く、属人化や非効率化が問題となっていました。

このような課題を解決するため、近年注目を集めているのが物流管理システムです。

特に輸送管理システム(TMS)や倉庫管理システム(WMS)、倉庫実行システム(WES)といった各種システムは、AIやデータを活用することで配車計画の自動化や在庫管理の効率化を実現できるようになってきています。

今回は、物流業務の各分野に特化したおすすめシステム10選をご紹介。自社にあったシステム選びの参考になれば幸いです。

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配車の最適化に強い輸送管理システム(TMS)

配車業務の効率化に特化した輸送管理システム(TMS)では、以下の3つのシステムがおすすめです。

  • LYNA 自動配車クラウド
  • Loogia
  • GeoRouter

LYNA 自動配車クラウド

LYNA 自動配車クラウドは、独自開発のAIアルゴリズムを搭載した完全クラウド型の自動配車システムです。配送オーダーを入力するだけで、必要な車両台数をすばやく見積もることができ、AIが1台1台の配送ルートを自動で検出してくれます。

このシステムの最大の特徴は、複雑な制約条件をすべて考慮した上で最適な配車計画を作成できること。配送先の時間指定や車格制限、地理的条件といった配送先の制約から、車両の積載量や稼働時間といった車両の制約まで、現場で発生するあらゆる条件を組み込んで計算を行うことが可能です。

2000年にリリースされたデスクトップ版から20年以上の実績があり、実際の物流現場で見られるほとんどの制約・条件に標準機能で対応できるようになっています。

導入に際しては30日間の無料トライアルが用意されており、自社のデータを使って実際に配車計画を作成することも可能です。

専任スタッフによる伴走型のサポート体制も整っているため、初めて自動配車システムを導入する企業でも安心して利用できるでしょう。

項目内容
最大の特徴制約を考慮したAI自動配車ができる
おすすめケース拠点や車両が多く、時間指定や積載制約が複雑な定期配送
初期費用要問い合わせ
月額費用60,000円〜(利用条件で変動)
公式サイトhttps://lynalogics.com/service/dispatch/ 

Loogia

Loogiaは、ラストワンマイル配送に特化した自動配車システムです。「どの車両が、どの配送先を、どの順で、どういうルートで」配送すれば良いのかを、費用・効率・条件の3軸から同時に最適化できることが大きな特徴となっています。

国内最高峰の最適化アルゴリズムを自社開発し、日本全国の数億件以上の実走行データを解析することで、従来の配車システムとは一線を画す高精度な配車体験を実現。

計画通りに走れないという従来システムの課題を解決し、現場で本当に使える配車計画を提供してくれます。

単なる配車計画の作成だけでなく、物流網最適化から動態管理まで一気通貫で相談でき、費用根拠を可視化して現場と経営の意思決定をそろえることができるようになるはずです。

また、実装伴走の支援メニューも利用できるため、導入から運用まで手厚いサポートを受けられます。

項目内容
最大の特徴費用・効率・条件の3軸を同時に最適化できる
おすすめケースラストワンマイルや自社/傭車/路線便の使い分けを最適化したいとき
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://loogia.jp/ 

GeoRouter(ジオルーター)

GeoRouterは、地図とAIを使ってルートの最適化・コースの自動作成・ドライバーへの指示を行うソフトウェアです。

最大の特徴は、地図UI上での直感的なルート編集と共有機能にあります。

独自開発した「配車AI」により自動配車を実行しつつ、地図上やリスト上の直感的なマウス操作で訪問先を車両に割り振ることも可能に。一部は自動配車でルートを作成し、残りは手動で配車するといったフレキシブルな運用ができるようになっています。

地図上に訪問先をプロットし、ドラッグ&ドロップで簡単に修正でき、積載率や移動時間、到着時刻も自動で更新されるため便利です。

料金プランは「買取プラン」と「月額利用プラン」の2種類があり、機能によって「フルパッケージ版」と「ライト版」を選択できます。

スマホでの情報共有機能も充実しており、不慣れな新人ドライバーや繁忙期の応援ドライバーでも、スマホを見ながら配送・訪問ができるようになるでしょう。

項目内容
最大の特徴地図UIでルート編集/共有が直感的にできる
おすすめケース毎日ルートが変わり属人化をなくしたい現場
初期費用50,000円
月額費用40,000円/ユーザー〜
公式サイトhttps://geoinfo.co.jp/product/georouter.html 

B2Cの物流波動に強い倉庫管理システム(WMS)

EC物流特有の売上変動や季節変動に対応できる倉庫管理システムでは、以下の3つがおすすめです。

  • ロジザードZERO
  • AiR Logi
  • CLOUD SLIMS

ロジザードZERO

ロジザードZEROは、業界トップシェアを誇るクラウド型倉庫管理システムです。20年を超えるサービス運用実績があり、1,800を超える物流現場で稼働しています。

最大の特徴は、EC連携の標準化と短期導入を実現している点にあります。

特にECサイトのカートシステムや受注管理システムとの連携実績が豊富で、楽天市場やAmazonなどの主要モールはもちろん、Shopifyなどの海外カートシステムとも標準連携が完了しているのが強み。

連携実績のあるシステムを利用している場合、最短1か月での導入ができるようになっています。

365日のサポート体制とシステム設定保守が整っており、受注管理システムの入れ替えや運送会社の配達指定時間変更といったカスタマイズを伴わない作業はロジザード側で対応してくれます。

現場の作業を止めることなく運用できるため、特にセールや販促で出荷量が急増するEC事業者におすすめのシステムといえるでしょう。

項目内容
最大の特徴EC連携の標準化と短期導入ができる
おすすめケースセールや販促で時期による増減が大きいECなどの倉庫
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.logizard-zero.com/ 

AiR Logi

AiR Logiは、EC物流研究所を自社運営する物流のプロ集団が開発したクラウド型倉庫管理システムです。

最大の特徴は、出荷件数ベースの従量課金制により小さい規模から始めやすいことです。初期費用は35,000円と低コストに設定されており、月額費用も出荷件数1,000件までなら10,000円からと段階的な料金体系を採用しています。

21日間の無料トライアルも用意されているため、立ち上げ期から成長期のEC事業者が運用コストを抑えながら導入できるようになるはずです。スマホハンディも初期費用・月額費用ともに6,500円/台でレンタルできます。

機器購入や無線工事が一切不要で手軽に利用を開始でき、Androidアプリによるハンディターミナル機能や特許取得済みのバッチ処理技術により、音声ピッキングなどの高度な機能も低コストで実現できるように。

週に1度のアップデートにより機能が継続的に進化しており、基幹システムや外部連携も後追いで拡張することができるでしょう。

項目内容
最大の特徴出荷件数ベースの従量課金で小さく始められる
おすすめケース立ち上げ期〜成長期のECで運用コストを抑えたいとき
初期費用35,000円
月額費用10,000円〜(従量課金制)
公式サイトhttps://www.ec-zaiko.net/ 

CLOUD SLIMS

CLOUD SLIMSは、セイノー情報サービスが3PL事業や物流改善コンサルティングの経験をもとに開発した倉庫管理システムです。最大の特徴は、明細課金や無線端末費用など価格体系を具体的に把握できることです。

300社以上の導入実績と稼働率99.9%の実績を誇り、特にB2B/B2C混在や3PL事業者向けに設計されています。

プロフェッショナルプランではソフト利用料150,000円〜、オンプレミス版では6,000,000円といった具体的な料金設定に加え、1,000明細あたりのサーバ利用料などの運用コストを事前に試算できるのも嬉しいポイント。

端末オプションの概算や保守費用(オンプレミスは年額10%)も明確に提示されているため、導入前の予算計画が立てやすくなっています。

リアルタイムな作業進捗管理を中心とした運用管理機能と、マネジメントに必要な運営管理機能の両面を備えており、多品種・多拠点を扱う小売業やメーカー、3PL事業者に特におすすめです。

項目内容
最大の特徴明細課金や無線端末費用など価格体系を具体的に把握できる
おすすめケースB2B/B2C混在や3PLで明細が多いとき
初期費用要問い合わせ
月額費用ソフト利用料150,000円〜(プロフェッショナル)6,000,000円(オンプレ)等
公式サイトhttps://www.siscloud.jp/logistics-it-cloud/solution/slims/ 

ロボ/マテハン連携に強い物流管理システム(WESなど)

従来のWMS(倉庫管理システム)だけでは、複数の自動化機器を効率的にまとめて制御することが困難でした。そこで注目されているのが、WES(Warehouse Execution System:倉庫実行システム)です。

WESは、WMSと個別の機器制御システム(WCS)の間に位置し、倉庫内の自動化設備やロボットをまとめて管理するシステムです。機器の追加や変更の際にWMSの大幅な改修を避けながら、段階的な自動化を実現できる点が大きなメリットとなっています。

ロボットやマテハン連携に強いWESとしては、以下の3つが特に注目されています。

  • MMLogiStation(WES)
  • GWES(WES)
  • RMS(セイノー情報サービス/WES相当)

MMLogiStation(WES)

MMLogiStationは、YEデジタルが開発した倉庫自動化に特化したWESです。最大の特徴は、WMSから庫内制御機能を切り出し、WCSプラグインにより設備追加を素早く行えることです。

40年以上培った物流倉庫の自動化設備制御技術をもとに開発されており、自動化設備導入のたびに発生していたWMS改修を最小限に抑えることができるように。

メーカーを問わず主要な自動化設備の連携用作業パーツを、「作業オペレーションデザイナー」上で使用できるプラグインとして標準で提供しているのもポイントです。

倉庫内のすべてのオペレーションの稼働データを収集・把握できるため、ダッシュボードから実績の可視化・分析を行い、ボトルネックの改善につなげることができるでしょう。

また、「MMLogiStation Analyst」のデジタルツイン・シミュレーション機能により、課題の特定と解決に向けたシミュレーションも実行できます。

項目内容
最大の特徴WMSから庫内制御を切り出し、WCSプラグインで設備追加を素早くできる
おすすめケースASRSやGTP、AMRなど段階的な自動化を進めたい倉庫
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.ye-digital.com/jp/product/mmlogi/  

GWES(WES)

GWESは、GROUND株式会社が自社開発した物流施設統合管理・最適化システムです。最大の特徴は、共通データ基盤とAIを適用した各種機能モジュール群により、在庫配置や人員配置の最適化を実現できることです。

2020年9月より提供開始したAI物流ソフトウェア「DyAS」で培ったノウハウをもとに開発された汎用性・拡張性の高いパッケージシステムで、現在13個のモジュールで構成されています。

お客様の目的や課題に合わせて1モジュールのみの導入や段階導入ができるようになっています。

物流施設で使われているさまざまなハードウェア(マテハン・ロボット)やソフトウェア(WMS・WCS)とシームレスに連携することで、物流施設全体の可視化・分析から業務自動化・リソース最適化まで横断的に支援してくれます。

パートナー連携により導入体制の強化も図られており、AMRを含む先進機器の運用改善にも活用されています。

項目内容
最大の特徴共通データ基盤とAIモジュールで在庫/人員配置を最適化できる
おすすめケース既存WMS+複数設備の全体最適を図りたい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.groundinc.co.jp/ 

RMS(WES相当)

RMSは、セイノー情報サービスが提供するロボットマネジメントシステムです。最大の特徴は、人・ロボット・マテハン・デバイスをまとめて制御し、業務全体の生産性向上を実現できることです。

物流ロボットと業務システムとの連携部分を共通部品化し、WMSとセットでサービス提供しています。多種多様なロボット・マテハンを制御するための共通機能を備えており、コストの抑制と現場への早期導入を実現することが可能です。

WMSなど業務システムの情報をロボット側システム(WCSまたはRCS)へ連携し、複数のWCSや自動倉庫システムの統合管理ができるようになります。

変化の激しい物流現場において、運用方法に合わせて使用するロボットを柔軟に選択できるよう、中間に共通インターフェースを備えることでスピーディな導入と早期の導入効果を実現。

計画・実行・確認・改善といった4ステップで活用できる機能を網羅し、単なるロボット管理にとどまらない包括的な運用支援を提供してくれます。

項目内容
最大の特徴人・ロボット・マテハン・デバイスを統合制御できる
おすすめケースAMRや自動倉庫など複数機器を段階追加する倉庫
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.siscloud.jp/logistics-it-cloud/solution/rms/ 

食品・医薬の品質/期限トレースに強い物流管理システム(WMS)

食品や医薬品業界では、安全性の確保と品質管理が課題となることでしょう。

特にFEFO(First Expired, First Out:先入先出)やロット管理、温度帯管理、リコール対応など、業界特有の厳格な要件に対応できるシステムが必要です。また、GDP(Good Distribution Practice)やGMP(Good Manufacturing Practice)といった品質基準への適合も考えなければなりません。

こうした要件に対応する物流管理システムとしては、以下の3つがおすすめです。

  • ci.Himalayas/R2
  • iWMS G5
  • INTER-STOCK

ci.Himalayas/R2

ci.Himalayas/R2は、株式会社シーネットが提供するクラウド型倉庫管理システムです。最大の特徴は、ロット管理・期限管理とリコール対応を標準機能で運用できることです。

210以上の標準機能を搭載し、賞味期限とロット番号を組み合わせた精密な商品管理を実現できるように。賞味期限が近づいた際のアラート機能も備えており、FEFO(先入先出)による適切な在庫回転を支援してくれます。

また、パレット・ケース・ボール・ピースといった4つの荷姿に基づく商品管理により、複雑な食品流通にも対応できるでしょう。

システムはIT導入補助金の対象ITツールとして認定されており、導入コストの軽減が図れます。クラウド型のため多拠点をまたぐ在庫統合管理も構築でき、返品からリコールまでの追跡機能も強化されています。

30日間の無料トライアルも用意されており、食品チェーンやコールドチェーン事業者におすすめのシステムです。

項目内容
最大の特徴ロット/期限とリコール対応を標準で運用できる
おすすめケースFEFOや温度帯管理が必須の食品で正確に管理したい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.cross-docking.com/service/wms-standard/ 

iWMS G5

iWMS G5は、株式会社フレームワークス(大和ハウスグループ)が開発した高機能・半オーダーメイド型WMSです。最大の特徴は、WES機能を内蔵し、ロボット連携と期限・ロット管理を両立できることです。

国内外900サイト超の導入実績を持ち、200種類以上の標準機能に加えてカスタマイズにも対応しています。医薬・化粧品・出版など多品種を扱う大規模拠点において、自動化機器と連携しながらGMP/GDP準拠の管理レベルを高めることが可能です。

省人化対策としてマテハン機器やロボットとの連携実績も豊富で、WESとしての機能も内蔵しています。

半オーダーメイド型のため要件適合度を高められ、ソース公開オプションにより自社内での保守管理も選択できるようになっています。24時間365日の保守運営体制や保守スピード向上を実現でき、システム内製化によるDX推進を支援してくれます。運用体制の選択肢が豊富な点も大きなメリットです。

項目内容
最大の特徴WES機能を内蔵しロボ連携と期限/ロット管理を両立できる
おすすめケース自動化機器と連携しながらGMP/GDP寄りの管理を高めたい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.frame-wx.com/wms/ 

INTER-STOCK

INTER-STOCKは、株式会社オンザリンクスが提供するセミスクラッチ型倉庫管理システムです。最大の特徴は、セミスクラッチ開発により業態特有の要件に合わせたWMSを構築できることです。

基本的なシステムを共用しつつ、カスタマイズが必要な部分を顧客のニーズに合わせて提供してくれます。要件定義からの柔軟なフィット&ギャップを進められるため、食品や医薬品業界の複雑な要件にも対応できるでしょう。

導入規模に応じた見積項目が明確化されており、現場起点での段階導入もできるように。オープンソースのため将来の内製化も支援され、コンサルティング・開発・運用サポートをワンストップで提供してくれます。

700社以上の導入実績と2,000社の現場視察により蓄積された豊富な物流改善ノウハウを活用できるでしょう。

項目内容
最大の特徴セミスクラッチで業態特有の要件に合わせたWMSを構築できる
おすすめケースFEFOや温度帯など個別要件が重い食品・医薬に合わせたい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.inter-stock.net/ 

物流管理システムの選び方

物流管理システムを選ぶ際は、自社の事業特性や課題に合わせて最適なシステムタイプを選択することが重要です。ここでは、主要な選定ポイントを5つの観点から解説します。

出荷波動に合わせてWMSを選ぶ

EC事業や小売業では、セール期間やイベント時に出荷量が大幅に増減する「出荷波動」への対応が不可欠です。特にEC系では、通常の2〜3倍の出荷量になることも珍しくありません。

出荷波動が大きい事業者には、従量課金制のクラウド型WMSがおすすめです。AiR Logiのように出荷件数に応じた段階的な料金体系なら、閑散期のコストを抑えながら繁忙期の急激な物量増加にも対応できるようになるはずです。

一方、ロジザードZEROのような豊富なEC連携実績を持つシステムなら、複数モールの受注管理システムとの標準連携により、セール期の複雑な処理もスムーズに実行できるでしょう。

ロボ連携を前提にWESを選ぶ

人手不足が深刻化する中、AMRやピッキングロボット、自動倉庫などの導入を段階的に進める企業が増えています。このような場合は、WMSではなくWES(倉庫実行システム)の導入を検討することが大切です。

例えばMMLogiStationなら、プラグイン方式により新しい自動化設備を素早く追加でき、WMSの大幅改修を避けられます。

他にもGWESは共通データ基盤とAIモジュールを備えているため、複数の設備をまとめて制御しながら人員配置の最適化も実現することが可能です。

状況に応じて、上記のようなシステムを選ぶと良いでしょう。

配車ルールの複雑さでTMSを選ぶ

配送業務では、時間帯指定・積載制約・車格制限など、複雑な配車ルールへの対応が求められます。ルールが複雑なほど、高機能なTMSが必要になってきます。

例えばLYNA 自動配車クラウドは、配送先や車両の制約条件をすべて考慮した上で最適な配車計画を自動で作成してくれます。複数拠点や大量の車両を抱える企業におすすめです。

他にもLoogiaは費用・効率・条件の3軸を同時で最適化することで、ラストワンマイル配送の複雑な要件にも対応できるようになります。

期限・温度などの要件も詰める

食品や医薬品を扱う場合、賞味期限管理・ロット管理・温度帯管理・FEFO(先入先出)といった業界特有の要件への対応が必須となります。

例えばci.Himalayas/R2は標準機能でロット・期限管理とリコール対応を実現しており、食品流通に必要な機能を網羅しています。

食品・医薬など保管条件が厳しい領域の場合は、そういった状況を管理する機能が十分にあるかを入念に確認しておきましょう。

場合によっては独自開発も検討する

既存のパッケージシステムでは対応困難な特殊要件がある場合、独自開発も選択肢に入れておきましょう。

初期の開発費用がかかってしまうものの、自社で欲しい要件を満たしやすくなるため長期的に見ると高い費用対効果が見込むことが可能です。

なお、この記事を公開しているBPS株式会社では、システムの受託開発を行っています。

開業時の2007年から、「家庭教師のトライ」で知られるトライグループ様やサイバーエージェント様などの大手企業から、慶應義塾大学様や東京大学様などの教育機関まで幅広くご支援させていただきました。

70以上の自治体で導入されている「ビヨンド入退くん」や多くの教育期間や教材会社に利用されている「超教科書」などの自社プロダクトも多く展開しております。

「通常のシステムでは既存の物流システム・機器と連携しきれない」「いまいち痒いところに手が届かない」といったケースにはぜひご相談ください。

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物流管理システムの料金目安

物流管理システムの導入を検討する際、料金体系の理解は重要な要素となっています。システムタイプや機能により価格帯は大きく異なるため、予算計画の参考として料金目安をご紹介します。

初期費用は約3.5万〜50万円超

初期費用は、システムの複雑さや導入規模によって大きく変動します。クラウド型WMSは比較的安価で、AiR Logiの35,000円が最も手軽な価格帯となっています。

一方、TMSでは GeoRouterの月額プラン例で50,000円程度の初期費用が発生します。

高機能なシステムや大規模導入では、初期費用が数百万円に達することも。CLOUD SLIMSのオンプレミス版では600万円といった大型投資が必要になる場合もあります。

ただし、多くのクラウド型システムでは初期費用を抑えた導入ができるため、小規模事業者でも手の届く価格設定となっています。

月額費用は約1万〜22万円超(TMSは3万〜6万円目安)

月額費用は機能の充実度や処理件数によって幅広い価格帯になります。WMSでは、AiR Logiの10,000円(出荷件数1,000件まで)から、CLOUD SLIMSプロフェッショナルプランの150,000円まで大きな差があります。

TMSの場合は、GeoRouterの30,000円/ユーザーからLYNA 自動配車クラウドの60,000円程度が目安となっています。

従量課金制を採用するシステムでは、利用規模に応じて段階的に料金が上がる仕組み。予算を検討する際は、将来の事業拡大も見込んだ料金プランの選択が大切でしょう。

システム導入に伴う失敗を避ける方法

物流管理システムの導入プロジェクトでは、要件定義の曖昧さや現場への配慮不足により失敗するケースが少なくありません。ここでは、よくある失敗パターンを避けるための重要なポイントを解説します。

要件の「必須/任意」を分けておく

システム導入時の最大の落とし穴は、要件の優先順位が不明確なことです。「あれもこれも必要」という状態では、導入コストが膨らみ、スケジュールも遅延してしまいます。

まず、業務継続に絶対必要な「必須要件」と、あると便利な「任意要件」を明確に分類しておきましょう。必須要件は標準機能での対応を前提とし、大幅なカスタマイズは避けることが大切です。

任意要件はアドオンや段階導入での対応を検討し、まずはシステムの安定稼働を最優先に進めることが成功のカギとなるでしょう。

現場教育とマニュアルを整える

どんなに優秀なシステムでも、現場の作業者が使いこなせなければ効果は発揮されません。特に、長年アナログで作業してきた現場では、デジタル化へ抵抗感があることも考えられます。

システム導入前に、作業者向けの教育計画とマニュアルを準備しておくことが重要です。ハンディターミナルの操作方法から、新しい作業フローまで、段階的な習得プログラムを用意することが大切。

また、配車担当者向けには、システムの最適化機能を活用するためのトレーニングも必須となっています。現場の協力を得ながら、スムーズな移行を実現できるようにしましょう。

価格は運用コストまで考慮しておく

システム選定時は初期費用や月額費用に注目しがちですが、長期的な運用コストも発生することを念頭に置いておきましょう。安価なシステムでも、カスタマイズ費用や保守費用が高額になるケースがあります。

クラウド型システムでは月額費用に保守が含まれることが多い一方、オンプレミス型では年間保守費用(システム価格の10%程度)が別途発生します。

また、システム操作に必要な人員の教育コストや、将来的なバージョンアップ費用も考慮しておくことが大切です。Total Cost of Ownership(総所有コスト)の観点から、5年間程度の運用コストを試算して比較検討することをおすすめします。

作業者・運転手の稼働管理に「ビヨンド日報くん」

物流現場では、配送ドライバーや倉庫作業者の稼働状況を正確に把握することが生産性向上の鍵となることでしょう。しかし、従来の紙ベースの日報では集計に時間がかかり、リアルタイムな状況把握は困難。

日報管理システム「ビヨンド日報くん」なら、スマホやタブレットから簡単に日報を作成でき、外出先からでも稼働実績を報告できるようになります。

配送ルートや作業内容、所要時間を記録するだけで、自動的に工数集計が行われ、人件費管理や業務効率化の分析データとして活用することが可能です。

費用も月額44円/人~の業界最安級で、初期費用も不要となっています。導入後の継続率も95%となっており、現場に定着しやすいシステムとして物流業界での稼働管理効率化を支援してくれるでしょう。

「作業者・ドライバーの稼働が把握しきれない」「どの作業にどれくらいの時間がかかっていたのが分からない」といったケースにはぜひご検討ください。

\手放せなくなる日報ツール/

監修
yama13

yama13
慶應義塾大学卒。2020年より中小企業の経理業務に従事。現在は経理と並行してマーケティング領域も担当し、数字に基づく経営状況の分析を得意とする。実務視点と戦略的な思考を活かし、現場に即した改善提案を行っている。