在庫管理クラウド12選!EC向け・倉庫向けや会計連携タイプなど

業務効率化

ECサイトの運営において、複数モールでの在庫管理は大きな課題の一つ。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど各プラットフォームで個別に在庫を更新するのは時間がかかり、売り越しや機会損失のリスクが常につきまとってしまいます。

そんな課題を解決するのが在庫管理クラウドです。

特にEC事業者向けの在庫管理クラウドは、受注管理機能(OMS:Order Management System)を中心としたものから、倉庫管理機能(WMS:Warehouse Management System)に特化したもの、さらに会計機能まで含む統合型(ERP:Enterprise Resource Planning)まで、多様な選択肢があります。

本記事では、EC事業者の皆さまが自社に最適なクラウドシステムを選べるよう、タイプ別に12のおすすめ在庫管理クラウドをご紹介。

それぞれの特徴や料金体系、どのような企業におすすめかを詳しく解説しますので、クラウドシステム選びの参考にしてみてください。

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EC管理に強い在庫管理クラウド(OMS寄り)

EC事業者にとって最も身近な在庫管理クラウドが、受注管理機能を中心としたOMSタイプ。複数のECモールやカートシステムと連携し、在庫の自動更新や受注処理の効率化を実現することが可能です。クラウドEC事業者にとって最も身近な在庫管理クラウドが、受注管理機能を中心としたOMSタイプ。複数のECモールやカートシステムと連携し、在庫の自動更新や受注処理の効率化を実現することが可能です。

ここでは、特に導入しやすく実績が豊富な3つのクラウドシステムをご紹介します。

  • ネクストエンジン
  • CROSS MALL
  • GoQSystem

ネクストエンジン

ネクストエンジンは、NE株式会社が提供するEC一元管理システムで、特に小規模から中規模のEC事業者に人気があります。最大の特徴は、基本料金3,000円からという低価格で始められる従量課金制を採用していることです。

このクラウドシステムの魅力は、複数モールの在庫を24時間365日自動で連携できること。

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの主要モールはもちろん、自社ECサイトの在庫もまとめて管理できます。5分間隔で在庫情報が更新されるため、売り越しリスクを大幅に軽減できるはずです。

また、受注件数や店舗数以外で費用が増えにくい料金体系も魅力的。商品登録のみであれば月額3,000円で利用を開始でき、事業の成長に合わせて必要な機能を追加していけます。

外部サービスとの連携も豊富で、倉庫管理システムや決済サービスなど、幅広いシステムとの接続が可能です。

項目内容
最大の特徴基本3,000円+受注従量で、多店舗在庫を自動連携できる
おすすめケース複数モール・カートの在庫と受注を低初期で一元化したいEC
初期費用0円
月額費用3,000円〜+受注件数に応じた従量
公式サイトhttps://next-engine.net/ 

CROSS MALL

CROSS MALLは、株式会社アイルが提供する複数ネットショップ一元管理ASPサービスです。最大の特徴は、受注件数に関係なく月額固定料金で利用できること。

このクラウドシステムは、繁閑差が大きいアパレルや雑貨ECにとって特に魅力的です。セール時期に受注が急増しても、毎月の費用は一定のため、予算管理がしやすくなるでしょう。

基本料金は1店舗あたり月額5,000円からで、店舗数に応じて料金が決まる明確な料金体系となっています。

CROSS MALLの強みは、同社が提供する基幹システム「アラジンオフィス」との連携が標準で可能なこと。実店舗での販売管理や卸売業務と、EC販売をまとめて管理したい企業にとっては理想的な環境を構築できるはずです。

また、ASPサービスの特性を活かし、モールの仕様変更やセキュリティ対策も運営側で対応してもらえるため、運用負荷を軽減できます。

項目内容
最大の特徴受注課金なしの月額固定で、在庫・受注をまとめて管理できる
おすすめケース受注変動が大きくても、毎月の費用を一定にしたいEC
初期費用0円
月額費用10,000円〜
公式サイトhttps://cross-mall.jp/ 

GoQSystem

GoQSystemは、株式会社GoQSystemが提供するEC一元管理システムで、機能別の定額プランと明確な料金体系が特徴です。在庫連携に特化した「受注・在庫連携管理プラン」では、初期費用40,000円、月額29,800円で利用できます。

このクラウドシステムの最大の強みは、業界最速レベルとされる最短1分での在庫連携です。急なセールやイベントで注文が殺到した際でも、リアルタイムに近い速度で各モールの在庫を更新できるため、売り越しを効果的に防げます。

手動更新機能も搭載しており、必要に応じてボタン一つで瞬時に在庫情報を反映することも可能です。

料金プランは定額制のため、月々の費用を予算に組み込みやすく、事業計画も立てやすくなるでしょう。上位プランでは商品一括管理機能も利用でき、段階的な機能拡張にも対応。

20日間の無料トライアル期間も設けられているため、実際の操作感を確認してから導入を決められます。

項目内容
最大の特徴機能別の定額プランで、在庫連携プランは価格が明確に公開されている
おすすめケースモール連携の範囲を決め、定額で運用コストを管理したいEC
初期費用40,000円(受注・在庫連携管理プラン)
月額費用29,800円(同プラン)
公式サイトhttps://goqsystem.com/ 

倉庫オペレーションに強い在庫管理クラウド(WMS寄り)

物流現場での作業効率化を重視する企業には、WMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)機能を中心とした在庫管理クラウドがおすすめ。

入出荷作業やピッキング、検品やロケーション管理など倉庫内業務をまるっとサポートしてくれるため、作業の標準化と生産性向上を実現することが可能です。

  • ロジザードZERO
  • AiR Logi(エアロジ)
  • COOOLa(ブライセン)

ロジザードZERO

ロジザードZEROは、ロジザード株式会社が提供するクラウドWMSの業界トップシェア製品です。20年を超える運用実績を持つ老舗システムで、特に3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業者や多拠点展開企業での導入実績が豊富

このクラウドシステムの最大の強みは、クラウドWMSの老舗として蓄積された実運用ノウハウが厚いこと。BtoC物流からBtoB物流まで、幅広い業態に対応できる柔軟性を持ち、365日対応のサポート体制も整備されています。

周辺システムとの標準連携も豊富で、30以上のシステムとの連携実績があることも大きな特徴です。

導入期間も最短1か月と短く、約7割の企業が標準機能のまま導入しているのも注目ポイント。商品軸とロケーション軸の2つの在庫照会機能を搭載し、EC担当者と物流担当者それぞれにとって使いやすい仕様となっています。

多言語対応(英語、中国語、タイ語、ベトナム語)により、海外に展開している企業でも安心して利用できるのも魅力です。

項目内容
最大の特徴クラウドWMSの老舗で、3PLや多拠点の実運用ノウハウが厚い
おすすめケース委託倉庫・3PLを含む本格的な倉庫運用をクラウドで立ち上げたい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.logizard-zero.com/ 

AiR Logi(エアロジ)

AiR Logiは、株式会社コマースロボティクスが提供するクラウド型WMSで、低コストでの導入を実現できることが最大の魅力です。初期費用35,000円、月額10,000円からという価格設定で、中小企業でも導入しやすい料金体系となっています。

開発元が実際にEC物流研究所を運営し、月間50,000件以上の出荷を行っている物流プロ集団であることが大きな強み。現場の課題を熟知したうえでシステムが設計されているため、実用性の高い機能が多数搭載されています。

ハンディターミナルのレンタルも月額6,500円から可能で、初期投資を抑えながらバーコード管理を導入できます。

特許取得のバッチグルーピング機能により、ピッキング作業の効率化と標準化を実現。送り状やコンビニ後払い票をWMSから直接印刷できる機能も備えており、帳合作業の手間を大幅に削減できるはずです。

物流プロによる導入支援や運用サポートも充実しており、システム導入後の定着まで手厚くフォローしてもらえる点も評価されています。

項目内容
最大の特徴初期35,000円・月1万円〜で在庫・入出荷・検品を低コストで開始できる
おすすめケース自社出荷から段階的に倉庫オペを整えたいEC/倉庫
初期費用35,000円
月額費用10,000円〜(出荷件数に応じて変動)
公式サイトhttps://www.ec-zaiko.net/ 

COOOLa(ブライセン)

COOOLaは、株式会社ブライセンが提供するクラウド型倉庫管理クラウドで、ユーザー数に課金しない独特な料金体系が特徴的です。

荷主数・拠点数・出荷明細行での課金となるため、多荷主・多拠点を抱える倉庫事業者や、ユーザー数が膨らみがちな大規模運用でもコストを抑えられます。

開発元であるブライセンは、総勢800名以上の開発体制を持つ国内最大規模のWMSベンダー。すべて自社開発で行うため、柔軟なカスタマイズ対応が可能です。

ロボット(AGV/AMR)との連携実績も豊富で、将来的な自動化を視野に入れた倉庫運営を検討している企業には特におすすめです。

多言語対応により越境ECにも対応し、作業者ごとの生産性算出機能で人員配置の最適化も実現。カメラを使った商品認識システムと連携することで、JANコードがない商品でも検品ができるようになるなど、先進的な機能も多数搭載されています。

従量制課金により無駄なコストを抑えながら、企業の成長に合わせてスケールしていける設計となっています。

項目内容
最大の特徴ユーザー数に課金せず、荷主数・拠点数・出荷明細行で課金できる
おすすめケース多荷主・多拠点でユーザー数が膨らむWMS環境
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://cooola.jp/ 

倉庫・現場で使いやすい在庫管理クラウド

現場の作業効率を重視し、専門知識がなくても使いやすい在庫管理クラウドを求める企業には、スマホやタブレットを活用したクラウドシステムがおすすめです。

  • ZAICO
  • ロジクラ
  • ユビレジ在庫管理

ZAICO

ZAICOは、株式会社ZAICOが提供するクラウド在庫管理クラウドで、スマホで手軽に在庫管理ができることが最大の特徴です。18万社以上が導入し、継続利用率92%以上という高い実績を誇ります。

このクラウドシステムの魅力は、3,980円という低価格から始められること。紙やExcelでの在庫管理から脱却したい企業にとって、初期投資を抑えながらデジタル化を進められる理想的なシステムとなるでしょう。

スマホのカメラでバーコード・QRコードを読み取るだけで、入出庫や棚卸作業が完了するため、誰でも簡単に操作できるようになります。

また、ユーザー追加の料金体系が明確で、期限・発注点アラート機能により欠品を効果的に防げます。上位プランではIoT重量計やSSO(シングルサインオン)などの先進機能に拡張することも可能。

製造業、小売業、医療現場など、幅広い業種で現場のモバイル運用を実現したい企業に特におすすめです。

項目内容
最大の特徴スマホで在庫を管理でき、ミニマム3,980円〜で始められる
おすすめケース紙やExcelから現場モバイル運用へ移行したい小〜中規模
初期費用0円〜
月額費用3,980円〜
公式サイトhttps://www.zaico.co.jp/ 

ロジクラ

ロジクラは、株式会社ロジクラが提供するクラウド型在庫管理ソフトで、iPhoneアプリでの検品・棚卸機能に特化したクラウドシステムです。月額12,800円から開始でき、EC・D2C事業者に特に人気があります。

最大の特徴は、iPhoneを専用のハンディターミナル代わりに使用できること。アプリストアからダウンロードするだけで、バーコード検品やピッキング作業ができるようになります。

商品画像を見ながら作業できるため、誰でも簡単に商品を判別でき、出荷ミスの削減に大きく貢献するはずです。

現在はiOS専用となっており、Android端末には対応していない点は注意が必要ですが、その分iPhoneでの操作性は高度に最適化されています。

ロット・ロケーション管理は上位プランで対応し、OMSやPOSとの連携オプションも豊富に用意されているのもポイント。

立ち上げ期のECサイトや小規模倉庫で現場のデジタル化を進めたい企業には最適な選択肢となるでしょう。

項目内容
最大の特徴iPhoneアプリで検品・棚卸ができ、月12,800円〜で開始できる
おすすめケースEC/D2Cでスマホ検品を取り入れて出荷効率を上げたい
初期費用要問い合わせ
月額費用12,800円〜
公式サイトhttps://logikura.jp/ 

ユビレジ在庫管理

ユビレジ在庫管理は、株式会社ユビレジが提供するiPad POS「ユビレジ」と連携した在庫管理アプリです。POSレジと在庫管理をまとめて運用できることが最大の強みで、実店舗中心の事業者に特に適しています。

このクラウドシステムの特徴は、iPadで行った販売データが自動的に在庫数に反映されること。リアルタイムでの在庫把握ができるようになり、在庫アラート機能により欠品を効果的に予防できます。

iPhone・iPad内蔵のカメラでバーコードを読み取れるほか、Bluetooth接続のバーコードリーダーにも対応しており、現場の作業スタイルに合わせて使い分けることも可能です。

月額11,400円からという料金設定で、POSを導入済みで在庫管理も連携したい小売・飲食チェーンには非常に魅力的。

導入事例も豊富で、特に小売店舗での実績が多数蓄積されているため、同じような業態の企業にとっては安心して導入できるシステムとなっています。

項目内容
最大の特徴iPad POSと在庫をまとめて運用でき、実店舗の在庫把握をスマホで効率化できる
おすすめケースPOS起点で在庫を可視化したい小売・飲食チェーン
初期費用要問い合わせ
月額費用11,400円〜(小売業向け在庫管理プラン)
公式サイトhttps://ubiregi.jp/stock 

会計・販売管理とまとめて運用できる在庫管理クラウド

在庫管理と会計・販売管理を別々のクラウドシステムで運用すると、データの重複入力や整合性の確保が課題になりがちです。

ここでは、在庫管理機能を中核としながら、会計・販売管理までまとめて運用できる代表的なクラウドシステムを3つご紹介します。

  • Zoho Inventory
  • Odoo
  • SMILE V Air

Zoho Inventory

Zoho Inventoryは、世界的に展開するZohoスイートの在庫管理アプリです。単独でも強力な在庫管理機能が利用できますが、Zoho CRMやZoho Booksと連携することで、顧客管理から会計処理まで一気通貫で処理できます。

特に中小企業にとって魅力的なのは、初期費用0円から始められる料金体系。基本的な在庫管理機能であれば無料プランでも利用でき、事業の成長に合わせて段階的に機能を拡張できます。

ShopifyをはじめとするECプラットフォームとの標準連携も充実しており、オンライン販売と在庫管理の自動同期ができるようになります。

日本語サポートも充実しており、導入時のハードルが比較的低いのも特徴。海外製品でありながら、国内企業でも安心して利用できる環境が整っています。

モバイルアプリも提供されているため、外出先からでもリアルタイムで在庫状況を確認できるでしょう。

項目内容
最大の特徴会計(Zoho Books)やCRMと連携し、初期0円・月3,900円〜で始められる
おすすめケース会計・営業・EC連携をまとめて整えたい中小企業
初期費用0円
月額費用3,900円〜
公式サイトhttps://www.zoho.com/jp/inventory/pricing/ 

Odoo(在庫アプリ)

Odooは、ベルギー発のオープンソースのERPシステム。在庫管理をはじめ、販売、購買、会計、製造、CRMなど、企業運営に必要なあらゆる機能をモジュール化して展開しています。

必要な機能だけを選択して導入できるため、無駄なコストを抑えながら自社に最適なシステムを構築できるクラウドです。

最大の特徴は、オープンソースならではの高いカスタマイズ性。ソースコードが公開されているため、独自の業務要件に合わせてシステムを改修することも可能です。

また、コミュニティ版であれば基本機能を無料で利用でき、エンタープライズ版でもユーザー単位の明瞭な課金体系となっています。

在庫管理機能は非常に高機能で、複数倉庫管理、ロット・シリアル番号追跡、自動補充ルールなど、大規模な運用にも対応。

製造業での部品管理から、小売業での商品管理まで幅広い業界で活用されています。リアルタイムの在庫状況把握により、適切な発注タイミングの自動提案もできるようになるでしょう。

項目内容
最大の特徴在庫・販売・会計などを同一ERPでまとめて運用できる
おすすめケース在庫×会計×製造/ECまでまとめて運用したい企業
初期費用要問い合わせ
月額費用0円〜
公式サイトhttps://www.odoo.com/ja_JP/pricing 

SMILE V Air(販売+在庫)

SMILE V Airは、大塚商会が展開している国産クラウドERPシステムです。同社の長年にわたる基幹業務システム開発の実績を活かし、日本企業の商習慣に最適化された機能を備えています。

販売管理、在庫管理、会計管理をまとめて運用でき、中小企業でも手軽に導入できるクラウド型サービスとして設計されているのがポイントです。

国産システムならではの強みは、充実した日本語サポートと日本企業特有の業務フローへの対応力。消費税計算、源泉徴収、各種帳票作成など、国内の法規制に完全準拠した機能を標準搭載しています。

段階的な機能拡張にも対応しており、まずは販売・在庫管理から始めて、後から会計や人事給与システムを追加することも可能。

将来的な基幹システム統合を見据えた計画的な導入ができるため、システム投資のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

項目内容
最大の特徴販売・会計などをクラウドで提供し、国産ERPとして運用をまとめて行える
おすすめケース国産サポートで販売・在庫・会計を同一基盤にまとめたい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/smile/smilev/smile-v-air/ 

在庫管理クラウドの選び方

在庫管理クラウドを選ぶ際には、以下の5つのポイントを踏まえて自社に合うものに絞り込んでいきましょう。

  • 多店舗で在庫を同期できるか確認する
  • ロット・期限・シリアルを要件化しておく
  • 現場で使うデバイスと動線をテストする
  • 既存の会計・販売システムに連携できるかも忘れずに
  • 既製品で物足りなければ独自開発がおすすめ

多店舗で在庫を同期できるか確認する

複数の販売チャネルや拠点を運営している場合、最も重要なのは在庫情報をリアルタイムで同期できるかどうか

実店舗とECサイト、楽天やAmazonなどの複数のモールに出店している企業では、在庫をまとめて管理することが欠かせません。

在庫管理クラウドを選ぶ際は、どのECモールやカートシステムと連携できるかを事前に確認しましょう。楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングやShopifyなど、自社が利用している販売チャネルに対応しているか要チェックです。

また、連携方法もAPI連携かCSV連携かによって運用の手間が大きく変わります。API連携なら高頻度での自動同期ができるようになりますが、CSV連携は手作業での更新が必要になることもあるため要注意。

売り越しによる顧客トラブルを防ぐためにも、リアルタイム同期できるクラウドシステムを選ぶことが大切です。

ロット・期限・シリアルを要件化しておく

取り扱う商品の性質に応じて、必要な管理項目を明確にしておくことが重要。食品や化粧品を扱う場合は賞味期限・消費期限の管理、医薬品や医療機器の場合はロット管理やシリアル番号の追跡が法的に求められることもあります。

アパレル業界では、サイズや色などの複数バリエーションを持つ商品の管理機能が必要でしょう。他にも製造業では、原材料から完成品まで、部品レベルでのトレーサビリティが重要になるケースも多いはず。

システム選定時に、将来的に必要になりそうな管理項目も含めて要件を整理しておくことをおすすめします。

現場で使うデバイスと動線をテストする

在庫管理クラウドの成功は、現場での使いやすさにかかっています。倉庫作業員やスタッフが実際に使うデバイスでの操作性を必ず確認しましょう。

スマートフォンやタブレットでバーコード・QRコード読み取りができるクラウドシステムなら、専用のハンディターミナルを購入する必要がありません。

ただスマホ・タブレット対応が一概に良いとは言い切れず、大量の商品を扱う倉庫では専用端末の方が作業効率が高い場合もあります。

現場の動線に合わせて、入荷から出荷までの一連の作業をシステム上でスムーズに行えるかテストすることが大切。無料トライアル期間を活用して、実際の業務フローで試してみましょう。

既存の会計・販売システムに連携できるかも忘れずに

在庫管理は会計や販売管理と密接に関連するため、既存システムとの連携ができるかどうかを確認することが欠かせません。

特に、すでに会計ソフトや販売管理システムを使用している企業では、データの重複入力を避けるためにも連携機能は重要です。

弥生会計、freee、マネーフォワードなどの主要な会計ソフトや、自社で利用している基幹システムとAPI連携できるかチェックしましょう。。

既製品で物足りなければ独自開発がおすすめ

一般的な在庫管理クラウドでは要件を満たせない特殊な業界や業務フローの場合、独自開発やフルカスタマイズを検討する価値が高いと言えます。

パッケージシステムで対応できない複雑な業務ルールや、他社との差別化要因となる独自の管理手法がある場合は、自社専用の独自システムを構築することもおすすめです。

なお、この記事を公開しているBPS株式会社では、システムの受託開発を行っています。

開業時の2007年から、「家庭教師のトライ」で知られるトライグループ様やサイバーエージェント様などの大手企業から、慶應義塾大学様や東京大学様などの教育機関まで幅広くご支援させていただきました。

70以上の自治体で導入されている「ビヨンド入退くん」や多くの教育期間や教材会社に利用されている「超教科書」などの自社プロダクトも多く展開しております。

物流業界向けシステムやWebサイトの制作実績もございますので、「パッケージでは倉庫で使っている機器・システムと連携できなかった」「いまいちやりたいことが実現できない」といったケースにはぜひご相談ください。

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在庫管理クラウドの料金目安

在庫管理クラウドの料金は、システムのタイプや規模によって大きく異なります。導入を検討する際は、以下のような相場感を持ったうえで選んでいきましょう。

  • OMS系は初期約0〜40,000円・月額3,000〜29,800円
  • WMS系は初期約35,000円〜・月額約10,000円〜
  • ERP/統合型は別途見積もりが多い

OMS系は初期約0〜40,000円・月額3,000〜29,800円

EC事業者向けの受注管理システム(OMS)タイプは、比較的リーズナブルな価格設定が特徴です。多くのクラウド型サービスでは初期費用を無料に設定しており、中には40,000円程度の初期費用が必要なサービスもあります。

月額費用は企業規模や受注件数によって段階的に設定されているケースが一般的。小規模事業者向けのエントリープランなら月額3,000円程度から利用できます。

多くのOMSタイプでは、受注件数に応じた従量課金制を採用しており、事業の成長に合わせて柔軟にコストをコントロールできるのがメリット。楽天やAmazonなどの主要ECモールとのAPI連携機能も標準で含まれている場合が多く、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。

WMS系は初期約35,000円〜・月額約10,000円〜

倉庫管理システム(WMS)タイプは、より高度な機能を提供するためOMS系よりも料金が高めに設定されています。

初期費用は35,000円程度からスタートし、カスタマイズが必要な場合は300,000円程度まで上昇することもあります。

月額費用は10,000円程度から始まり、利用する機能や管理する商品数、倉庫の規模によって価格が変動する仕組みです。

WMS系では、ハンディターミナルやバーコードリーダーなどの専用機器のレンタル費用が別途発生することがあることも心得ておきましょう。

ERP/統合型は別途見積もりが多い

販売管理、在庫管理、会計管理などをまとめて管理するERP(基幹業務システム)タイプは、企業の要件が複雑になるため、多くのベンダーが個別見積もりによる価格設定を採用しています。

クラウド型ERPの場合、月額20,000円程度からのプランも存在しますが、ユーザー数やモジュール数に応じて価格が上昇する仕組みが一般的。

中小企業向けでも月額100,000円を超えるケースが多く、大企業向けでは月額数百万円規模になることも考えられます。

在庫管理クラウド導入で見落としやすい機能

在庫管理クラウドを選定する際、基本的な入出庫管理や在庫照会機能に注目しがちですが、実際の運用では以下の機能が重要になることが多くあります。

  • 既存のExcel・CSVファイルのインポート機能
  • データのエクスポート機能
  • 予約在庫・引当ロジックの設定の細かさ

既存のExcel・CSVファイルのインポート機能

多くの企業が見落としがちなのが、既存データの移行機能です。特に長年Excelや独自システムで在庫管理を行ってきた企業では、膨大な商品・在庫データを新システムに移行する必要があります。

商品コード、商品名、仕入先情報、価格情報など、数千〜数万件のデータを手作業で再入力するのは現実的ではありません。

CSV形式やExcel形式でのデータインポート機能があるかどうか、そして既存のデータフォーマットをどの程度柔軟に取り込めるかをチェックしておきましょう。

データのエクスポート機能

入力したデータをCSVなどのファイルにして取り出せるエクスポート機能も、見落とされがちなものの重要な機能です。在庫データを会計システムや販売分析ツールで活用したい場合、柔軟なデータ出力機能が必要になります。

そもそもエクスポートできるかどうか以上に、ExcelやCSV、PDFなど様々な形式でのエクスポートに対応しているか確認しましょう。

また、出力するデータ項目を自由に選択できるか、期間指定や条件絞り込みができるかも重要です。

予約在庫・引当ロジックの設定の細かさ

受注から出荷までにタイムラグがある業務では、予約在庫の管理機能が極めて重要。

特に、複数の販売チャネルを運営している場合、在庫の引当順序やタイミングを細かく制御できるかが売り越し防止の鍵になります。

例えば、VIP顧客の注文を優先的に引き当てる機能や、販売チャネルごとに在庫を事前に振り分ける機能があると便利です。

また、予約注文と通常注文で異なる引当ロジックを設定できるシステムなら、より柔軟な在庫管理ができるようになるでしょう。

もっと手軽なDXに「ビヨンド日報くん」

在庫管理システムの導入を検討されている企業の多くは、業務全体のデジタル化を進めたいとお考えではないでしょうか。

在庫管理と並んで重要でありながらより手軽に着手しやすいのが、日報や工数管理の自動化です。

「ビヨンド日報くん」は、月額44円/人という業界最安水準で利用できる日報・工数管理システム。初期費用0円で導入でき、在庫管理システムと組み合わせることでより包括的な業務DXを実現できます。

製造業では「どの製品にどれくらいの工数をかけたか」、小売業では「どの業務にどれだけの時間を費やしたか」を正確に把握することができるようになります。

継続率95%・5,000ユーザーを突破した実績が示すように、現場に定着しやすい設計も大きな魅力となっています。

IT導入補助金の対象ツールでもあるため、コストを抑えながら業務DXを推進したい企業におすすめです。在庫管理システムと合わせて、業務全体の効率化を検討していきたい場合はぜひご検討ください。

\手放せなくなる日報ツール/

監修
yama13

yama13
慶應義塾大学卒。2020年より中小企業の経理業務に従事。現在は経理と並行してマーケティング領域も担当し、数字に基づく経営状況の分析を得意とする。実務視点と戦略的な思考を活かし、現場に即した改善提案を行っている。