日報の所感の例文!ネタの探し方や上手な書き方まとめ

日報の所感の例文!ネタの探し方や上手な書き方まとめ

日報は単なる感想ではなく、所感を書くことが必要です。しかし、いざ日報に所感を書こうとしても、なかなか手が進まないこともあるのではないでしょうか。

そもそもネタがなくて書けない場合もあれば、書けたとしても上手にまとめられない場合もあります。だからこそ、日報を書く際はある程度の「所感の例文」を知っておくのがおすすめです。

この記事では日報で書くべき所感の例文を紹介する他、ネタの探し方や上手な書き方について解説します。

日報で書くべき所感の例文

早速ですが、日報で書くべき所感の例文を見ていきましょう。

業務についての所感

~業務についての所感の例文~

今日はやるべき業務をすべて完遂し、目標を達成することができました。個人での仕事はもちろんチームでの仕事も順調で、協力しながら仕事を遂行できました。一部の作業でミスが発覚したものの、即座に発見して対応できたので今後にも活かせると思います。明日は日々の業務に加えてミーティングがあるため、積極的に参加したいです。

業務についての所感では、その日1日に行った業務について書くのがおすすめです。スケジュールやタスクに関連する内容を書いていくだけで、日報の所感をまとめやすくなります。

1日のなかで発生した問題にどのように対応したのかなど、良いことも悪いことも含めて書くと、日報を確認した相手も状況が把握しやすくなります。

研修についての所感

~研修についての所感の例文~

今日はスキルアップ研修に参加しました。研修の内容は基礎的な知識や技術がメインでしたが、仕事に応用できるスキルもいくつか学ぶことができました。個人的には、パソコンのスキルを習得できたのが最大の成果だったと感じています。講師のわかりやすい説明はもちろん、実用的な演習もあったことでさらに成長を実感できました。

研修についての所感では、参加した研修の内容について書くのがおすすめです。スキルアップのための内容がほとんどであるため、日報の所感にも書きやすいでしょう。

具体的にどのような研修だったのかはもちろん、得られたスキルも書いておくと後々確認した際に役立ちます。

プロジェクトについての所感

~プロジェクトについての所感の例文~

現在進行中のプロジェクトは予定通り進んでいます。各マイルストーンに到達しながら着実に進めているため、進展も肌で実感できています。チームとのコミュニケーションも円滑だからか、課題に対してもメンバーと一緒に解決できました。適切な予防対策を練る機会にもなり、今後発生するであろうリスクにも差し支えなく対応できると自負しています。引き続き、チームでプロジェクト成功に向けて突き進みたいです。

プロジェクトについての所感では、現在進行しているプロジェクトの内容に絡めて書きましょう。大きなステップだけではなく、マイルストーンなど小さなステップごとに書いていくことで全体の進行も見えてきます。

チームとどのようにプロジェクトを進めたのかはもちろん、課題に対してどのように対処したのかも含めましょう。そうすれば、所感としての完成度はよりアップします。

ミーティングについての所感

~ミーティングについての所感の例文~

「新商品・新サービスの発案について」のミーティングに参加しました。会議では積極的に発言でき、参加した社員ともいくつかの意見・主張を交えて話し合うことができました。自分の考えだけでなく、他の社員の考えも見聞きして新たな発想が生まれ、今後の業務にも活かせそうです。ただし、自分の企画をうまく言葉で表現する難しさを改めて実感したため、今後はプレゼン能力を磨いていきたいです。

ミーティングについての所感では、会議などのミーティングの内容を含めて書きましょう。どのような会議だったのか、会議での自身の立ち振る舞いや他の社員との話し合いなども含めると書きやすいです。

結果としてどのような結論・議論が生まれたのかなども書けば、所感としてより伝わりやすくなるでしょう。

日報の所感に関するネタの探し方

ここからは、日報の所感に関するネタの探し方を見ていきましょう。

成し遂げたことを見つける

日報のネタがない場合、その日成し遂げたことを見つけるところから始めましょう。

1日のなかでどのような仕事に着手したのか、その仕事によって何を成し遂げたのかを書くと所感のネタとなります。

もちろん、成し遂げたことはどのような些細なことでも大丈夫です。「今日は営業で1件の契約が取れた」「今日は事務で10件のデータ入力を済ませた」などの内容で十分です。

重要なのは、小さなステップから大きなステップへと段階を踏むこととなります。

学んだことを見つける

日報のネタがない場合、その日学んだことを見つけるところから始めるのもおすすめ。

1日のなかでどのようなことを学んだのか、何を考えたのかを書くと所感のネタにつながるのではないでしょうか。

例えば、職場ではスケジュールやタスクの管理に加えて日々の業務、新たなワークなどの仕事をこなさねばなりません。そのなかで、いかに効率化を目指すか考えることも学びの1つです。

大切なのは、些細なことでも自分自身の頭で考えて行動することです。

疑問点を洗い出す

仕事をしていると疑問点が生まれます。その疑問点を洗い出すのも所感のネタ探しには役立ちます。

例えば「なぜあの仕事は無駄な作業があるのか」「なぜこの仕事は不要な作業が求められるのか」など。その際、自分がどう思ったのか疑問点をまとめておくと、所感のネタとなります。

改善点を洗い出す

仕事をしていると改善点も見えてきます。その改善点を洗い出すのも所感のネタ探しに便利です。

例えば「ここはああしたらもっと効率的なのに」「そこはこうしたらもっと迅速にできるのに」など。その際、自分がどう感じたのか改善点をまとめておくと、所感のネタとなるはずです。

組織に目を向ける

日報の所感は自分自身の目線で書いても問題はありません。しかし、自分自身だけの話題では、いずれネタが尽きてしまいます。

毎日目まぐるしく仕事が変わっていくような職場であれば書くことも多々あるでしょう。ただし、ルーティンワークのような仕事では変わらない日常を過ごすこともあります。

その場合、組織全体に目を向けるのが最適です。

自分自身が組織のメンバーとして「何ができるのか」「何がしたいのか」「何を最終目標とすべきなのか」など。組織に対しての貢献なども所感のネタとなります。

仮説を立ててみる

日報の所感はその日1日にあった出来事を書くのも良いでしょう。しかし、ただ思ったことや感じたことを書くだけでは感想文になってしまいます。

そのため、いくつかの仮説を立ててみるのもおすすめです。

「あの仕事はこうしたらどうだろう」と具体的な仮説を立て、それを実践しながら業務に活かすわけです。そうすることで、新たな視点から仕事を見られるようになるでしょう。

今までにない発想が生まれた場合は、部署内で提案してみるのもありです。その仮説によって生産性がアップする場合、採用してもらえる可能性も出てきます。

その結果、日報のネタにもなるわけです。

日報の所感の上手な書き方

ここからは、日報の所感の上手な書き方を見ていきましょう。

わかりやすくシンプルにまとめる

日報の所感は、とにかくわかりやすくシンプルにまとめるのが賢明です。

無駄な表現を取り入れると、伝えたいことの本質を見失います。その日思ったことや感じたことを盛り込むのは問題ないですが、余計な話まで盛り込むとただの感想文となってしまいます。

所感を書く際は、書き手の都合ではなく読み手の立場に立つことを重視しましょう。そうすることで、相手に伝わりやすい文章となるのではないでしょうか。

時系列を追って5W1Hで組み立てる

日報の所感は、時系列を追いながら5W1Hで組み立てるのが無難です。

単に思ったことや感じたことを順不同で書いていくと、まとまりのない文章となってしまいます。話が「あっちへ飛びこっちへ飛び」となると、文章としては非常に伝わりにくくなります。

所感を書く際は、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」を重視してみてください。そうするだけで、相手にもしっかり伝わる文章となるでしょう。

自分自身の意見や主張を取り入れる

所感は単なる感想ではありません。自分自身の意見や主張を取り入れるようにしましょう。

例えば、その日1件の契約が取れた場合、日報には「今日は1件の契約が取れました」とだけ書く人もいます。ただ、それでは内容が薄いですし、相手にもどのような状況で契約に至ったのかが伝わりづらいです。

そこで「今日は研修で教わった営業トークを活用したところ1件の契約が取れました」と書けば、具体的な場面が見えてきます。さらに「まだ説得力に欠ける部分があるため、商品・サービスについてより深く学びたいです」と加えれば完璧です。

単にその日起こったことを書くだけでなく、自分自身の意見や主張を加えることも忘れないようにしましょう。

メモする習慣を身につける

メモは具体的な所感を書くのに役立ちます

メモは研修の際などに取ると教わる人もいますが、日々何かある度にメモしておく習慣もビジネスの世界では必須です。メモを取っておくことで、後々見返した際に見落としていた部分も見えてきます。

例えば、仕事で失敗してしまった場合、なぜ失敗したのかをメモしておくと後々の日報も書きやすくなります。逆に仕事で成功した場合も、なぜ成功したのかメモしておくとまとめやすくなるでしょう。

常にメモする必要はありませんが、何かが起こった際にメモする癖をつけておくことで日報作成にも役立つでしょう。

所感と感想の違い

最後に、所感と感想はそもそもどのような違いがあるのかをまとめます。

  • 所感:現状の課題や今後の仕事に対する自分なりの意見・主張をまとめたもの
  • 感想:ただ単にその日思ったことや感じたことをまとめたもの

職場で作成する日報は、業務報告の意味合いもあります。そのため、単に思ったことや感じたことをまとめただけでは、日報ではなくただの感想文となってしまうでしょう。

そのため、日報は自身の意見や主張を盛り込んだ内容にするのが好ましいです。

まとめ

日報は日々の感想ではなく所感をまとめるものです。しかし、所感とはいっても「何を書けば……」と頭を抱えることもあるでしょう。

その際は、自分自身の意見や主張を盛り込むことを意識してみてください。ネタは探せばそこかしこに転がっているものです。業務・研修・プロジェクト・ミーティングなどに目を向け、書けそうな内容がないか探してみましょう。

それでも日報作成に煩わしさを感じる場合は、手間や面倒のかからない環境を整えるのがおすすめです。例えば、日報業務の効率化なら『業務管理システム 日報くん』が便利です。シンプルな画面で直感的に操作できるため、煩わしい日報作成を効率化できます。

まずは30日間の無料トライアル・資料請求をお試しください。

\手放せなくなる日報ツール/