
日報とは、その日の業務内容や成果、問題点などを報告する文書です。自分自身の業務の振り返りや上司への報告だけでなく、業務の見える化に効果的です。
日報を活用することで、業務の進捗や問題点、改善策などを把握し、生産性や業務品質の向上につなげることができます。
本記事では、日報と見える化の関係性や、日報で業務管理を行う際のポイントについて解説しています。
また、日報システムを導入する際の注意点も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

「見える化」が重要な理由

見える化とは、経営戦略やプロジェクトの状況、日々の業務状況など、企業活動に関わる情報を把握・共有することで、正常な業務遂行を目指す取り組み・管理手法のことです。
見える化は、ビジネスの成功やチームの成長、個人のマネジメント力の向上など、さまざまなメリットをもたらします。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく説明します。
ビジネスの成功や組織力の向上
見える化は、より円滑な事業活動に直結します。見える化によって、改善すべきポイントを把握し、アクションを起こすことができるようになります。
また、組織内でしっかりとした共通認識を持つためにも見える化は有効であり、この共通認識を通じて、組織はさらに強化されます。
成功のカギとなるノウハウや知識は、組織内の個人やナレッジワーカーしか持っていない場合があります。
こうした「見えないもの」を見える化し、把握し、共有し、改善のヒントとすることが重要です。
また、こうした取り組みは、日報から情報を得ることで、漏れなく適切な人事評価につなげることができます。
チームの成長と協働性の向上
見える化は、事業そのものだけでなく、その中のチームや個人レベルの成長も促します。
大規模なプロジェクトの運営においては、前述の共通認識はもちろん、プロジェクトの進捗や現状、問題点、リスクなど、チーム内で共有・改善すべきポイントが数多く存在します。
そこで日報やタスク管理ツールを使ってプロジェクトを正しく見える化することで、チームは一体となって成功へと向かうことができます。
このとき、チーム内の円滑なコミュニケーションは欠かせません。部署が違うために円滑なコミュニケーションが取れないということがないように、十分な配慮が必要です。
個人のマネジメント能力の向上
モチベーションを高く仕事をするためには、まず、1日に行われる実際のタスクにどれだけの時間が費やされているのかを見える化することが大切です。
個人が時間やタスクを適切に管理できるようになることが、結果的にチームの成長、ビジネスの成長につながります。
その際、業務の効率化を目指すだけでなく、自分の仕事がチームやビジネスの目標にどう関わっているのかを明確に把握することが重要です。
日報で業務管理をする際のポイント

日報を業務管理に活用するメリットは、業務の進捗状況や問題点、改善策を把握し、業務の生産性や品質の向上につなげることができることです。
さらに、見える化することで、事業の成功やチームの成長、個人のマネジメント能力の向上など、さまざまなメリットがもたらされます。
日報で業務管理をする際のポイントは以下の通りです。
毎日書く習慣を身につける
日報は、毎日書いてこそ、その日の業務内容や結果、問題点などを正確に記録することができます。そのため、日報を書く習慣を身につけることが大切です。
仕事の内容を具体的に記述する
日報には、その日の仕事の内容を詳細に記述することが大切です。また、作業中に発生した問題や、改善策、次に取り組むべきことなども記録しましょう。
目標や進捗状況を明確にする
日報には、その日の目標や進捗状況を明確に記載しましょうそうすることで、目標に対する進捗状況を把握し、改善点や取り組むべき課題を明確にすることができます。
上司やチームメンバーとの共有
日報を上司やチームメンバーと共有することで、業務の可視化やチームワークの向上につながります。
また、フィードバックを行うことで業務改善につなげることができます。
ツールを活用する
日報を作成する際には、ツールを活用することで作業効率を上げることができます。例えば、タスク管理ツールと連携させることで、作業の進捗状況を確認することができます。
日報管理システムの導入時に考慮すべきこと

日報システムとは、社員や部下の日々の業務内容や成果を記録・管理するためのツール・システムです。
日報システムを導入することで、業務効率や品質の向上、コミュニケーションの円滑化、問題の発見・解決などの効果が期待できます。
ここでは、日報管理システムを導入する際に注意すべきポイントを解説します。
従業員のITスキルに合っているか?
日報管理システムを使いこなせるかどうかは、社員のITスキルや意識に左右されます。
ITに詳しくない人や苦手だと思っている人は、高度で複雑なシステムを使いこなすことができないかもしれません。
社内でシステムが普及しなかったり、日報管理システムが業務の負担になったりするリスクもあります。
また、ITスキルの違いによって、日報の作成や品質にばらつきが出る可能性があることにも注意が必要です。
せっかく便利なツールを導入するのであれば、誰もが使いやすいシステムを選びたいものです。
そのため、メンバーのレベルを把握した上で、導入するシステムの機能性や操作性を見極めましょう。
日報はスムーズに共有できるか?
日報管理システムを導入する目的のひとつに、日報の提出や共有が簡単にできるようにすることが考えられます。
日報の提出や共有に時間がかからなければ、日報システムを社内に普及させることも容易になります。
外出先でも日報の作成・提出・共有ができる機能や、写真などを貼り付けて共有できる機能など、自社の環境やニーズに合ったシステムを選びましょう。
システムの導入目的に合致しているか?
活発なコミュニケーションや徹底した情報共有が必要など、システム導入の目的は企業によってさまざまです。
目的に合わないシステムを導入してしまうと、その性能を活かせなかったり、社員が使いこなせなかったり、不十分なものになってしまう可能性があります。
まずは日報管理システムを導入する目的を明確にし、本当に必要な機能・性能・条件を満たしているものを選びましょう。
日報システムの選び方

日報システムにはさまざまな種類や特徴があり、自社に合ったものを選ばないと、逆に手間や時間がかかってしまいます。
そこで、日報システムを選ぶ際には、以下のようなポイントを考慮するようにしましょう。
使いやすさ
まず、日報を記入する人にとって使いやすいツールであるかどうかを確認しましょう。実際に日報を使う人にとって使いにくければ、期待通りの運用はできません。
従業員のITリテラシーや操作性は、ツールやシステムの選定において非常に重要な要素となります。導入後、各部門、各職種の担当者が問題なく使えるものを選びましょう。
ツールは目的に合っているか
次に、ツールが目的に合っているかどうかを確認します。日報管理システムの導入プロセスを振り返ってみましょう。
どのような課題があり、どのような状況を実現したいのか、課題を解決できるかどうかを考えながら、日報管理システム・ツールを選びましょう。
機能・価格・サポート
さらに、機能や料金プラン、サポート体制など細かな条件についても比較・検討しましょう。
日報の作成・提出・承認・集計といった基本的な機能だけでなく、工数管理や利益分析といった付加的な機能が必要かどうかを確認します。
写真やデータを添付できるかどうかも重要なチェックポイントです。
料金はユーザー数や企業規模によって異なることが多いので、自社の予算やニーズに合ったプランがあるかどうかを確認しましょう。
無料プランや無料トライアルを用意している企業もありますので、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
また、万が一のトラブルや質問に対応してくれるサポートデスクの有無や対応時間もチェックしておきましょう。
まとめ
日報は業務を可視化する有効なツールです。日報を活用することで、業務の進捗状況や問題点、改善策を把握することができ、業務の生産性や品質の向上につながります。
また、見える化は、事業の成功やチームの成長、個人のマネジメント能力の向上など、さまざまなメリットをもたらします。
しかし、日報を書くのは時間も手間もかかります。そこでおすすめしたいのが、日報作成・管理に活用できる便利な「日報システム」です。
日報システムを導入することで、仕事の効率や質の向上、コミュニケーションの改善、問題の発見・解決などの効果が期待できます。
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