
日報とは、その日に行った仕事をまとめて報告する書類です。日報を作成することで、自分の仕事を振り返り、上司やチームメンバーと情報を共有することができます。
しかし、日報を作成する際には、どのようなフォーマットを使えばよいのでしょうか?この記事では、日報フォーマットの作成方法について具体的に解説しています。
日報テンプレートを使用する際の注意点にも触れていますので、日報を有効活用するためにぜひ参考にしてください。

日報フォーマット作成で押さえておくべきポイント

まずは、日報フォーマットを作成する上で基本となる注意事項をお伝えします。日報フォーマットを作成する際は、以下の点に留意しましょう。
日報の目的を明確に
日報を作成する目的は、仕事や部署によって異なります。
例えば、営業職であれば営業の進捗管理や商談の進捗管理のために日報を作成します。
建設職であれば作業内容の記録や安全管理のために日報を作成することになるでしょう。
何のために日報を作成するのかを明確にして、必要な項目や情報を洗い出しましょう。
マネジメントに必要な項目を設定
日報は自分だけでなく、上司やチームメンバーも読む書類です。そのため、マネジメントに必要な情報を盛り込むことが大切です。
例えば営業職であれば、訪問件数や契約件数などの数値指標や、打ち合わせ内容などを記載します。
建設現場であれば、作業員数や稼働時間などの労務管理、使用資材などの資源管理が含まれるでしょう。
業務や部署によって管理に必要な項目は異なりますが、定量的かつ具体的に記載することが望ましいです。
新人でもすぐに作成できる日報フォーマット

日報のフォーマットとは、日報に記載する項目とその書式のことです。
日報のフォーマットは、日報の目的や内容によって様々ですが、一般的には以下の6項目で構成されます。
今日の目標
その日に達成したい目標を具体的かつ定量的に記入します。目標は、前日の反省や業務計画を踏まえて設定します。
目標を設定することで、仕事に対する意識やモチベーションが高まることでしょう。
また、目標達成度を測定することで、自分自身のパフォーマンスや成長を客観的に評価することができます。
今日の仕事
その日の仕事を時系列で箇条書きにします。5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように)を意識して、具体的に仕事の内容を書きましょう。
仕事内容と感想は分けて書くと読みやすくなります。仕事内容を記入することで、仕事の流れやプロセスが把握しやすくなるのがメリットです。
また、上司やチームメンバーとの情報共有にも役立ちます。
今日の成果と達成率
その日の成果と達成率が目標に対してどうであったかを記入します。
成果と達成率はできるだけ具体的な数字で記入しましょう。数字で書けない場合は、そのプロセスや作業内容を書くようにします。
成果や達成率を記入することで、自分の仕事の効果や貢献度を確認できます。
また、目標との差を分析することで、改善点や課題を見つけることもできるでしょう。
良かった点・努力した点
その日の仕事の中で、自分の良かった点、努力した点を評価し、記入する部分です。
良かった点、頑張った点は客観的に示すようにしてください。具体例や根拠を示すことで、他者へのアピールや自信につながります。
良かった点や頑張った点を記入することで、自分の長所や強みを認識することもできます。
さらに、上司やチームメンバーからの評価やフィードバックも得やすくなるでしょう。
改善点、課題、学んだこと
その日の仕事から改善した点、直面した問題、学んだことを正直に記入します。
改善点や問題点は、自分の弱点や失敗を隠さずに分析しましょう。
具体例や根拠を示すことで、自己分析が深まります。そして、何を学んだかを分析することは、自己成長につながります。
改善点や課題、学んだことを記入することで、自分の短所や課題を克服することもできるでしょう。
また、上司や先輩にアドバイスや指導を求めやすくなります。
明日の目標
一日の業務を振り返り、明日の目標を設定し記入します。明日の目標は、改善点や業務計画に基づいて設定します。
明日の目標を設定することで、翌日の仕事に対する意識やモチベーションが高まるでしょう。
また、明日の目標を達成するための具体的な行動計画も立てるようにします。
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日報テンプレート使用の注意点

日報のテンプレートを利用することで、日報を記入する手間を省くことができ、読み手にもわかりやすくなります。
ただし、日報テンプレートを使用する際には、以下の点に注意が必要です。
信頼できるテンプレートの選択
特に無料でダウンロードできるテンプレートから選ぶ際には、信頼できるテンプレートを選ぶことが大切です。安全性を確保しつつ、効率的に業務日報を作成できるテンプレートを選びましょう。
具体的には、運営者の情報を提供しているサイトからダウンロードするようにします。
テンプレートを提供しているサイトやブログに、作業者の情報が明記されている場合は信頼性が高いと言えるでしょう。
サイトに運営者のプロフィールや連絡先が掲載されているか確認してください。
信頼できる企業や事業者が提供するテンプレートを選ぶことも、安全性を確保する方法のひとつです。
テンプレートは、企業の公式サイトや有名なソフトウェア・プロバイダーのサイトから入手することをおすすめします。
業務日報テンプレートは定期的にメンテナンスを行う
業務日報テンプレートは、運用開始後も定期的に書式や項目内容を見直す必要があります。
問題点解消と自社スタイルに合わせたテンプレートで業務日報効果を最大化できるでしょう。
例えば、記入時間は適切か、チェック項目は過不足なく記入されているか、読み手からのフィードバックはあるかなどをチェックします。
また、管理者だけでなく担当者の意見も聞きながら整備ができるとより効果的です。
作業日報テンプレートの使用目的を周知する
作業日報のテンプレートは、コンパクトで記入しやすいように作られているはずです。
とはいえ、それでも担当者にとっては面倒な作業に感じるかもしれません。
そのため、管理者は日報テンプレートを使う目的を定期的に担当者に伝える必要があります。
例えば、以下のような方法でトレーニングやフィードバックを行うようにしましょう。
- 書き方や内容の良い業務日報を、良いと感じた理由とともにチームで共有する
- 作業日報テンプレートを使用する目的とともに、質の低い報告書へのフィードバックを行う
このように地道に注意喚起を行うことで、チームに作業日報の目的意識を植え付けることができます。
日報ツールを利用するメリット

日報ツールとは、日報を作成・管理・分析するための専用ツールです。日報ツールを使うメリットは以下の通りです。
日報の検索・分析が簡単
日報ツールでは、日報に含まれるキーワードや日付などの条件で日報を簡単に検索することができます。
また、日報に入力された定量情報をグラフや表で視覚的に表示することも可能です。
そのため、日報から得た情報を営業戦略に活用したり、個人やチームの業務状況を把握しやすくなります。
日報入力のしやすさを追求した設計
日報ツールは、日報作成に特化した設計になっており、入力が簡単です。
例えば、テンプレートやプルダウンメニューにより、必要な項目を簡単に入力することができます。
また、スマートフォンやWebブラウザからアクセスできるため、時間や場所を問わず日報の作成・提出が可能です。
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日報コミュニケーションの円滑化
日報ツールには、「いいね!」や「コメント」などの機能が搭載されていることが多くあります。
これらの機能により、ユーザーは日報に対するフィードバックや質問を簡単に送受信することができます。
そのため、日報を通じたコミュニケーションが促進され、業務やチームの結束力につながるでしょう。
まとめ
この記事では、新人でもわかりやすい日報フォーマットの仕様や、日報フォーマットを作成・運用する上での注意点をお伝えしました。日報の作成自体は、エクセルやワードで書式・テンプレートを作成することで効率化できます。しかし、エクセルやワードでのテンプレート作成はデメリットもあります。
そのため、日報作成を効率化してくれるサービスを利用するのがおすすめです。最近では、日報作成を効率化するサービスが充実しています。
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