【ニーズ別】在庫管理システムおすすめ10選!選び方や費用対効果を解説

業務効率化

EC事業を展開する企業にとって、在庫管理は売上に直結する重要な業務です。複数のECモールに出店している場合、各サイトで在庫数がバラバラになってしまい、売り越しや機会損失が発生するリスクがあります。

在庫管理システムを導入することで、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど複数モールと自社ECサイトの在庫をまとめて管理できるように。手作業によるミスも大幅に削減できます。また、受注処理から出荷指示まで自動化できるため、業務効率もアップするはずです。

本記事では、各種ECサイトとの連携が強いものから、倉庫管理にも対応できるものまで、おすすめの在庫管理ツール10選をご紹介。

各ツールの料金や特徴、おすすめのケースまで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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EC連携が強い在庫管理システム

ECサイトとの連携に優れた在庫管理システムをご紹介します。複数モールでの販売を効率化したい事業者には、以下の3つのシステムが特におすすめです。

  • ネクストエンジン
  • クロスモール
  • AnyLogi

ネクストエンジン

ネクストエンジンは、Hameeが提供するEC管理システムの定番サービスです。受注・在庫・商品情報を複数のECモールでまとめて同期できる機能が最大の強みとなっています。

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングをはじめとする主要なECモールに標準対応。各モールの在庫数をリアルタイムで自動調整できます。

商品が売れると自動的に他のモールの在庫数も減るため、売り越しを防げるようになるでしょう。

API連携を使えば既存の基幹システムとも柔軟に連携でき、企業の成長に合わせてシステムを拡張していけるのも魅力。

定額料金に加えて受注件数に応じた従量課金制となっているため、小規模事業者でも導入しやすい料金体系が特徴的です。

項目内容
最大の特徴受注・在庫・商品を複数モールでまとめて同期できる
おすすめケース自社EC+モールを横断して在庫を自動調整したい
初期費用0円
月額費用3,000円〜(従量課金あり)
公式サイトhttps://next-engine.net/ 

クロスモール

クロスモールは、アイディーエイが提供するEC管理システムです。初期費用0円、月額固定料金で受注件数による追加課金がない点が大きな魅力となっています。

多店舗運営で取扱商品数が増えても、コストが青天井に上がることがありません。特に商品点数の多い事業者や、季節によって受注件数が大きく変わる事業者にとってメリットの大きい料金体系と言えるでしょう。

1,000商品まで対応のライトプランも用意されているので、小規模事業者でも気軽に導入できます。

また、電話サポートが標準で付いているため、システム導入に不安がある事業者でも安心です。アラジンオフィスとの標準連携にも対応しており、販売管理システムとの連携も簡単に行えるようになっています。

項目内容
最大の特徴初期0円・月額固定で受注件数課金がない
おすすめケース多店舗運営で取扱点数が増えてもコストを抑えたい
初期費用0円
月額費用10,000円〜×サイト数
公式サイトhttps://cross-mall.jp/ 

AnyLogi

AnyLogiは、エニーロジが提供する物流プラットフォームです。越境ECや3PL(サードパーティロジスティクス)と自動連携することで、国際在庫を見える化できる点が他システムにない特徴となっています。

海外発送を含むD2C(直接消費者販売)事業者にとって、在庫管理と物流業務をまとめて管理できるメリットは大きいはず。通関や関税計算もサポートしており、越境ECの複雑な業務をシンプルにできます。

また、国内外の複数倉庫を登録でき、どの倉庫にどれだけの在庫があるかをリアルタイムで把握可能です。

なお、Shopifyアプリとして提供されているため、Shopifyユーザーならすぐに連携を開始できるでしょう。

項目内容
最大の特徴越境ECや3PLと自動連携し国際在庫を見える化できる
おすすめケース海外発送を含むD2Cで在庫と物流をまとめて管理したい
初期費用0円
月額費用システム利用は無料。保管料や配送料が別途発生
公式サイトhttps://anylogi.com/ja 

倉庫管理(WMS)に特化した在庫管理システム

WMS(倉庫管理システム)は、倉庫内の入荷・保管・出荷といった物流業務を効率化するシステムです。在庫の正確な把握だけでなく、ピッキング作業の最適化や検品作業の自動化まで対応できます。

特に商品の取り扱い数が多い事業者には、以下の3つのシステムがおすすめです。

  • ロジザードZERO
  • W3 SIRIUS
  • ロジクラ

ロジザードZERO

ロジザードZEROは、ロジザードが提供するクラウド型WMSの代表格です。業界最多の稼働実績があり、365日サポート体制が整っているため、安心して導入できるでしょう。

特に適しているのは、アパレル業界やEC事業者の倉庫において、バーコード運用を標準化したい企業。ハンディターミナルのレンタルサービスも提供しているため、初期投資を抑えて導入できるのも魅力です。

ロット管理や期限管理機能が標準で搭載されており、食品や化粧品など賞味期限のある商品の管理にも対応可能。

APIを使った双方向連携で、ECサイトや基幹システムとのデータ同期も自動化できる仕組みです。

項目内容
最大の特徴365日サポート付きクラウドWMSで業界最多の稼働数
おすすめケースアパレルやEC倉庫でバーコード運用を標準化したい
初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
公式サイトhttps://www.logizard-zero.com/ 

W3 SIRIUS

W3 SIRIUSは、ダイアログが提供する大規模倉庫向けのWMSです。複数拠点の在庫をユニット方式でまとめて管理できる点が最大の特徴となっています。

オムニチャネル対応(複数の販売チャネルを連携させる仕組み)を実現したい中規模から大規模の倉庫に適したシステムです。

50種類以上の帳票出力に対応しており、様々な業務要件に柔軟に対応できるでしょう。

多言語UIを搭載しているため、海外スタッフがいる現場でも問題なく利用可能。主要なECモールと自動連携することで、受注から出荷指示まで一気通貫で処理できる効率性も魅力的です。

項目内容
最大の特徴複数拠点在庫をユニット方式でまとめて管理できる
おすすめケースオムニチャネル対応の中〜大規模倉庫
初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
公式サイトhttps://www.dialog-inc.com/service/sirius/ 

ロジクラ

ロジクラは、小規模から中規模のEC事業者向けに設計されたクラウドWMSです。14日間の無料トライアルが用意されており、実際の操作感を確認してから導入を決められます。

月額12,800円からという手頃な料金設定で、本格的な倉庫管理機能を利用できる点が大きな魅力です。

スマートフォンを使ったバーコード検品機能があるため、専用ハンディを購入しなくても効率的な検品作業ができるようになります。

また、出荷件数300件までは従量課金が発生しないため、小規模事業者でもコストを気にせず利用開始できるでしょう。

加えて、ShopifyやクロスモールといったECプラットフォームとの連携機能も標準で搭載されており、EC事業者にとって使いやすい設計になっています。

項目内容
最大の特徴14日無料・ライトプラン12,800円でクラウドWMSを導入できる
おすすめケース小〜中規模ECが倉庫作業を効率化したい
初期費用0円
月額費用12,800円〜(年契約の場合)
公式サイトhttps://logikura.jp/ 

低コストで始められる在庫管理システム

次は、初期投資を抑えて在庫管理を始めたい小規模事業者向けのシステムをご紹介します。

Excel管理から脱却して、効率的な在庫管理を実現したい企業には、以下のシステムがおすすめです。

  • 成長する管理システム
  • ZAICO

成長する管理システム

「成長する管理システム」は瀬戸内scm株式会社の提供する、低コスト・短期間・低負担で導入できる在庫管理システムです。ユーザーが必要最低限の機能だけをカスタマイズできる設計で、1つのライセンスで使用するユーザー数やインストールするPC台数に制限はありません。

さらに、要件定義に当たる仕様打合せは最短で4回程度。一般的に1年以上の期間が必要なところ、初回の要望から6か月以内~で導入できます。余計な機能やボタンがないシンプル仕様なので、誰でも使いやすいのも魅力です。

低コスト・短期間・低負担での導入が可能な理由は、現場実務と事例を知る在庫管理の専門家が自社にあったカスタマイズを提案するからとのこと。基幹システム・販売管理システム・ECサイトやExcelとの連携も可能で、使い慣れているシステムの足りない部分を補うこともできます。

項目内容
最大の特徴自社に必要な機能だけを導入でき、ユーザーが使い切れるシステム
おすすめケース低コストでスピーディーに導入したい
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
公式サイトhttps://shikumika.com/service/在庫管理システム-2/

ZAICO

ZAICOは、小規模事業者でも導入しやすい価格帯のクラウド在庫管理システムです。月額3,980円から利用できるミニマムプランが用意されており、スマートフォンだけで完結する手軽さが最大の魅力となっています。

Excel管理から脱却したい小規模事業者にとって、複雑な操作を覚える必要がない点は大きなメリット。

QRコードをスマホで読み取るだけで入出庫登録が完了するため、特別なトレーニングも不要だと言えます。

また、IoT重量計と連携することで、商品を計りに載せるだけで自動的に在庫数を計測できる機能も搭載されています。freee会計とのAPI連携で、在庫データを会計システムに自動反映させることも可能です。

項目内容
最大の特徴ミニマム3,980円でクラウド在庫が使える
おすすめケースExcel管理から脱却したい小規模事業者
初期費用0円
月額費用3,980円〜
公式サイトhttps://www.zaico.co.jp/ 

ERPと統合できる在庫管理システム

ERP(企業資源計画システム)は、販売・在庫・会計・人事など企業の基幹業務をまとめて管理するシステムです。在庫管理をERP機能の一部として利用することで、データの二重入力を避け、部門間の情報共有をスムーズにできます。

中堅企業や成長企業には、以下の3つのシステムが特におすすめです。

  • アラジンオフィス
  • SAP Business One
  • 商蔵奉行iクラウド

アラジンオフィス

アラジンオフィスは、アイルが提供する国産ERPシステムです。販売・仕入・在庫管理をまとめて管理できる点が最大の特徴で、部門横断での業務効率化を実現できます。

ハンディターミナルとの連携で、実際の棚卸結果をすぐにシステムに反映できるため、理論在庫と実在庫の差異をリアルタイムで把握できるようになるでしょう。

また、会計システムやEDI(電子データ交換)など豊富なオプション機能も用意されており、企業の成長に合わせて機能を拡張していくことが可能です。

加えてオンプレミス型とクラウド型の両方から選択できるため、セキュリティ要件や運用方針に応じて最適な形態を選べるようにもなっています。

項目内容
最大の特徴販売・仕入・在庫をまとめて管理できる
おすすめケース部門横断で柔軟にカスタマイズしたい中堅企業
初期費用要問合せ
月額費用要問合せ
公式サイトhttps://aladdin-office.com/ 

SAP Business One

SAP Business Oneは、世界最大手のERP企業であるSAPが提供する中小企業向けERPシステムです。

多言語・多通貨対応で、海外拠点を持つ企業の国際在庫をまとめて管理できる点が他システムにない強みとなっています。海外拠点を持つ中小グローバル企業にとって、各国の在庫状況を統一的に把握できるメリットは計り知れないはずです。

なお、クラウド利用で短期間での導入が可能で、従来のオンプレミス型と比べて初期投資を大幅に削減できます。

日本では日立システムズが日本語サポートを提供しているため、海外製システムながら安心して利用できる環境が整っているのもポイントです。

項目内容
最大の特徴多言語・多通貨対応ERPで国際在庫をまとめて管理できる
おすすめケース海外拠点を持つ中小グローバル企業
初期費用要見積
月額費用要見積
公式サイトhttps://www.sap.com/japan/products/erp/business-one.html 

商蔵奉行iクラウド

商蔵奉行iクラウドは、オービックビジネスコンサルタントが提供するクラウドERPシリーズの一部です。

会計・給与システムとつながる統合型ERPとして、既存の奉行シリーズを既に利用している企業が、在庫管理までまとめて管理したい場合には最適な選択肢であると言えます。

データの分析・活用機能まで標準搭載されており、単なる在庫管理にとどまらず経営分析にも活用できるでしょう。

また、法令改正に自動対応する機能で、消費税率変更やインボイス制度といった制度変更にも迅速に対応可能です。

加えて、伝票登録から請求処理、販売管理まで一連の業務をまるっと効率化できるため、バックオフィス業務の大幅な省力化が期待できます。

項目内容
最大の特徴会計・給与とつながるクラウドERPシリーズ
おすすめケース会計奉行ユーザーが在庫までまとめて管理したい
初期費用0円〜
月額費用7,340円〜
公式サイトhttps://www.obc.co.jp/bug yo-cloud/akikura 

在庫管理システムの選び方

在庫管理システムを選ぶ際は、機能の豊富さだけでなく自社の業務に合うかどうかを慎重に検討することが重要です。

以下4つのポイントを押さえて選定を進めていきましょう。

  • 業務フローを図にして整理する
  • スマホ・タブレットでの入力を現場で検証する
  • 配送まで効率化したいなら配送対応のものを
  • 既存システムやニーズが複雑なら独自システムを

業務フローを図にして整理する

在庫管理システムの導入前に、現在の業務フローを見える化することが成功の鍵となります。入荷から出荷までの一連の流れを図にまとめ、どの工程で課題があるかを明確にしていきます。

例えば「受注処理に時間がかかる」「在庫確認で現場を何度も往復している」「棚卸作業で残業が発生している」など、具体的な問題点を洗い出しましょう。

課題の優先順位を付けることで、最も効果の高い機能を持つシステムを選択できるはずです。

業務フローを整理することで、不要な機能に費用をかけるリスクも回避できます。自社に必要な機能を明確にすることで、適切な価格帯のシステムを選択できるでしょう。

スマホ・タブレットでの入力を現場で検証する

現場作業員が使いやすいかどうかも、導入したシステムを定着させる・最大限活用してもらうために大切なポイントです。特にスマートフォンやタブレットでの入力操作について、実際の現場環境で検証することをおすすめします。

手袋をつけた状態でも操作できるか、暗い倉庫でも画面が見やすいか、バーコード読み取り精度はどうかなど、実作業での使い勝手を確認してもらいましょう。

操作が複雑すぎるシステムでは、現場での定着率が低くなり、結果的に導入効果を得られないケースもあります。直感的に操作できるインターフェースを持つシステムを選ぶことが大切です。

なお、無料トライアルがあるシステムであれば、現場スタッフに実際に操作してもらいやすいため安心です。

配送まで効率化したいなら配送対応のものを

ECサイト運営や通販事業を行っている場合、配送業務までまとめて管理できるシステムが効率的です。在庫管理から配送ラベル発行、配送業者との連携まで自動化できれば、大幅な業務効率化を実現できるでしょう。

ヤマト運輸や佐川急便といった主要配送業者との連携機能があるかもポイント。

また、配送状況の自動更新や、顧客への配送通知メールを自動で送信する機能があれば、カスタマーサービスの向上にもつながります。

既存システムやニーズが複雑なら独自システムを

既存のシステムとの連携が複雑な場合、パッケージシステムでは要件を満たせないケースがあります。そのような場合は、独自システムの開発も選択肢として検討する価値があります。

独自システムのメリットは、自社業務に完全に最適化された機能を実装できること。

特殊な業界要件や、独自の業務フローがある企業では、パッケージシステムをカスタマイズするよりも最初から独自で開発してしまった方がコストパフォーマンスに優れる場合もあるでしょう。

なお、この記事を公開しているBPS株式会社では、システムの受託開発を行っています。

開業時の2007年から、「家庭教師のトライ」で知られるトライグループ様やサイバーエージェント様などの大手企業から、慶應義塾大学様や東京大学様などの教育機関まで幅広くご支援させていただきました。

70以上の自治体で導入されている「ビヨンド入退」や多くの教育期間や教材会社に利用されている「超教科書」などの自社プロダクトも多く展開しております。

また、開発会社としては珍しくデザインのプロフェッショナルが社内に在籍していることから、整然として使いやすいシステムを開発させていただくこと可能です。

「既存の在庫管理システムでは、会計など既存のシステムと連携しきれない」「パッケージではかゆいところに手が届かない」という場合にはぜひご相談ください。

日報くんの開発会社BPSで自社システム作りませんか?

在庫管理システムの料金

在庫管理システムの料金体系は、提供される機能や対象ユーザー数によって大きく変わります。

導入を検討する際は、初期費用だけでなく月額費用や追加機器の費用も含めて総合的に評価していきましょう。

  • 月額5千〜3万円が目安
  • ハンディなど機器の費用はシステムによる

月額5千〜3万円が目安

一般的なクラウド型在庫管理システムの月額料金は、5千円から3万円程度の範囲で設定されていることが多いです。

基本的な在庫管理機能のみであれば月額5千円程度、高度な分析機能や複数拠点対応を含む場合は2万円以上となるケースが一般的です。

ユーザー数が増えると料金も増える従量課金制を採用しているシステムもあり、小規模事業者では1ユーザーあたり月額数百円から利用開始できる場合もあります。

ハンディなど機器の費用はシステムによる

バーコードスキャンに必要なハンディターミナルや、ラベル印刷用プリンターなどの機器費用は、システムによって異なります。

例えば、スマートフォンアプリでバーコード読み取りができるシステムでは、専用ハンディが不要なため機器費用を大幅に削減できるでしょう。

一方、業務用ハンディをレンタル提供するシステムの場合は、一定の機器費用がかかってしまうことに留意していおきましょう。

なお、機器を購入する場合、ハンディターミナル1台あたり数万円から十数万円ほどの費用が発生します。

在庫管理システムの費用対効果を検証する方法

在庫管理システムを導入する際は、機能を単純に比較するだけでなく費用対効果を定量的に検証していくことも大切。以下の3ステップで検証を進めていきましょう。

  • システムのTCO(総保有コスト)を試算する
  • 効果金額を見積もる
  • 数年のスパンで費用対効果を試算する

1. システムのTCO(総保有コスト)を試算する

TCO(Total Cost of Ownership。総保有コスト)とは、システム導入から運用終了までにかかる全ての費用のこと。

初期費用だけでなく、月額利用料、機器費用、研修費用、保守費用まで含めた費用となります。

初期費用には、システム導入費だけでなく、設定費、データ移行費、初期研修費なども含まれることを考慮しておきましょう。

一方運用費用としても、月額利用料以外に、保守費用、機器の減価償却費、追加研修費、システム管理者の人件費なども考慮する必要があるでしょう。

3年から5年程度の期間でTCOを算出し、年間のシステム投資額を想定で良いので試算しておきます。複数のシステム候補がある場合、同じ期間でのTCO比較をすることで客観的な評価が可能になるでしょう。

2. 効果金額を見積もる

在庫管理システム導入による効果を金銭に落とし込むことで、投資対効果を数値で評価できます。

例えば欠品による機会損失を削減したことによる金額については、過去の欠品発生回数と平均的な売上機会損失額を掛け合わせて算出するのが良いでしょう。

一方在庫管理にかかる人件費削減では、作業時間を短縮できたことによる人件費の節約額を計算してみましょう。

顧客満足度を向上したことによる売上の増加効果は推定が難しいものの、リピート率向上などの指標から概算することも可能です。

それぞれの変数の試算をどれくらいの確度で行っているのかは別で控えておき、あくまで一定以上の確度で計算できる変数にのみ焦点を当てて費用対効果を計算するのも1つの手であると言えます。

3. 数年のスパンで費用対効果を試算する

TCOと効果金額が算出できたら、複数年にわたる費用対効果を試算します。一般的には3年から5年程度のスパンで、投資回収期間と累積効果を計算していきましょう。

年間効果金額からTCOの年間費用を差し引いた金額が、実質的な年間メリットとなります。初期投資が大きい場合でも、継続的に効果がでることにより数年で投資回収できるケースが多いでしょう。

不確実性を考慮して、楽観パターン・標準・悲観パターンの3パターンでシナリオを考えておくことも有効です。

もっと手軽な業務改善なら「ビヨンド日報」

在庫管理システムの導入を成功させるには、まずは業務の見える化から始めて「どの業務にどれほどの時間がかかっているか」を把握する必要があります。

そんな時におすすめなのが、月額44円〜/人から利用できる業界最安クラスの日報・工数管理システム「ビヨンド日報」です。

5分程度で完了できる毎日の日報から、どの業務にどれくらいの時間がかかっているのか、稼働を集計できるのが特徴。

工数集計機能を使えば、プロジェクトごとの原価計算や収益分析も自動化できるため、在庫管理と合わせて総合的な業務改善を実現できるでしょう。

まずは小さく始めて段階的にシステム化を進めたい企業にとって、低リスクで始めやすい選択肢になるはずです。

初期費用は0円、無料トライアルでお試しから始めることも可能ですので、ぜひご検討ください。


監修
yama13

yama13
慶應義塾大学卒。2020年より中小企業の経理業務に従事。現在は経理と並行してマーケティング領域も担当し、数字に基づく経営状況の分析を得意とする。実務視点と戦略的な思考を活かし、現場に即した改善提案を行っている。