フリーアドレスを導入した企業では「誰がどこにいるのかわからない」「会議室がいつ空いているかわからない」「備品がどこにあるかわからない」といった問題が増えているでしょう。こうした課題をまとめて解決してくれるのが座席管理システムです。
座席管理システムは、座席の予約や在席状況の確認ができるだけでなく、システムによっては会議室予約や備品管理まで対応できます。オフィス全体の効率化を期待することが可能です。
本記事では、ニーズ別におすすめの座席管理システムを10選ご紹介。自社にあったシステムを選ぶ参考になれば幸いです。
会議室・備品も予約できる座席管理システム
まずは、座席管理と合わせて会議室予約や備品管理も行いたい企業におすすめのシステムをご紹介します。
- Colorkrew Biz
- Acall(Workstyle OS)
- WORK AGILE
Colorkrew Biz

Colorkrew Bizは座席管理システム利用者数No.1の実績を持つビジネスコンシェルジュツールです。QRコードを読み取るだけで、座席の利用状況や会議室の空き状況、備品の在庫管理までまとめて行えます。
オフィスのレイアウト図面をそのまま取り込んで座席表を作成できるため、専用の図面を用意する必要がありません。
また、1ヶ月先の座席予約や6ヶ月先の会議室予約にも対応しているので、長期的なスケジュール管理も可能。
加えてMicrosoft 365のOutlookと連携したスケジューラー機能により、人と会議室の空き状況から最適な時間を自動で提案してくれます。
備品管理では、資産品や貸出品をQRコードで管理することで、棚卸作業を効率化できるようにもなるでしょう。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | ¥120,000〜 |
| 最大の特徴 | 座席・会議室・備品をQRでまとめて予約できる |
| おすすめ企業 | 複数フロアをもつ大手〜中堅企業 |
| 公式サイト | https://colorkrewbiz.com/ |
Acall(Workstyle OS)

Acallは受付システムから座席管理、会議室予約まで統合して管理できるワークスタイルDXプラットフォームです。ひとつの画面でオフィス全体の状況を把握できるのが特徴。
座席にはQRコードを設置し、スマホアプリで読み取るだけでチェックインが完了します。
予約時間を過ぎてもチェックインされない会議室は自動で解放されるため、空予約を防止できるようになるでしょう。
ゲートや入退室システムとAPIで連携でき、スマートロックなどの外部システムとの連携も可能。SSO(シングルサインオン)や人事システム連携にも対応しているので、セキュリティ要件が高い大企業での導入実績があります。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 要見積もり |
| 月額費用 | 要見積もり |
| 最大の特徴 | 受付〜会議室〜座席をひとつの画面で管理できる |
| おすすめ企業 | セキュリティ要件が高い大企業 |
| 公式サイト | https://www.workstyleos.com/ |
WORK AGILE

WORK AGILEは森トラスト株式会社が提供する座席管理システムです。低価格で座席予約と会議室予約の両方に対応できるのが魅力となっています。
直感的なUIでSlackのような操作感があるため使いやすく、手持ちのレイアウト図をアップロードするだけで設定が完了。
チームメンバーの分をまとめて席予約できるチーム予約機能や、ランダムでの席予約機能も搭載しているのも魅力です。プロジェクトチームでの業務やコミュニケーション促進に役立つ機能が充実しています。
なお、最短即日でトライアルを始めることが可能です。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | 270円/ユーザー〜 |
| 最大の特徴 | 低価格で会議室と座席をまとめて予約できる |
| おすすめ企業 | コストを抑えつつ機能を揃えたい中堅企業 |
| 公式サイト | https://workagile.jp/ |
IoTセンサー連携が強い座席管理システム
次は、センサー技術やタッチパネル端末を活用してより効率的な座席管理ができるシステムをご紹介します。
- Desk Mosaic
- SEKIDOKO
Desk Mosaic

Desk MosaicはNTTデータ ルウィーブ株式会社が提供する座席管理システムです。QRコードやNFCタグを使った非接触でのチェックインが特徴となっています。
Webブラウザ型のシステムなので、専用アプリのインストールは不要。
座席マップから目的に合わせて簡単に予約でき、チェックインはPCからボタンを押すか、スマホでQRコード・NFCタグを読み取るだけで完了します。
座席稼働率をダッシュボードで確認でき、月ごとの利用状況をCSVファイルで出力することも可能。あまり利用されていない座席があれば数を減らしたり、レイアウトを変更したりと、データに基づいた改善策を早期に実行できるようになるでしょう。
また、NTTデータグループが提供する安定性とセキュリティも魅力です。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
| 最大の特徴 | QR/NFCタグで非接触チェックインできる |
| おすすめ企業 | オフィスが大規模な企業 |
| 公式サイト | https://imeeting-rs.nttdata-luweave.com/ |
SEKIDOKO

SEKIDOKOは株式会社JR東日本情報システムが開発したフリーアドレス管理サービスです。ワンクリックで席の確保や離席操作ができるシンプルな操作性が魅力となっています。
在席状況がフロアのレイアウト上に表示され、誰がどこに座っているか、どの席が空いているかをひと目で確認できます。探している人を名前で検索すれば、着席場所を簡単に見つけられるようになるでしょう。
また、顔写真付きのプロフィール機能により、用があるが普段関わりがなく顔がわからない人を探すのも簡単になります。
なお、GoogleカレンダーやOffice 365との連携にも対応しているので、外部システムとの親和性も高いシステムであると言えます。オフィス入り口にタッチパネル端末を設置すれば、エントランスでの検索や着席操作もできるようになるでしょう。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 120,000円 |
| 月額費用 | 30,000円/100ユーザー〜 |
| 最大の特徴 | ワンクリックで席を確保できるWeb座席表 |
| おすすめ企業 | 100〜300名規模で空席検索をしたい企業 |
| 公式サイト | https://www.jeis.co.jp/product/sekidoko/ |
多拠点・多フロアを管理できる座席管理システム
ここからは、複数の拠点やフロアを横断して社員の所在を把握したい企業におすすめのシステムをご紹介します。
- YourDesk
- せきなび
YourDesk

YourDeskはサイオステクノロジー株式会社が提供する座席管理システムです。複数オフィスの登録ができ、グループ会社での導入にも適しています。
最大の特徴は、5フロア以上でもレイアウト無制限で登録できること。複数のフロアにまたがってオフィスを構えている企業におすすめです。
ログインは、社員証などのFelica/Mifareカードを専用端末にかざすだけ。IDとパスワードの入力の手間を省けるため、ストレスフリーで利用できるようになるはずです。
GoogleカレンダーやMicrosoft 365と連携することで、座席予約情報が自動的に各カレンダーに反映されます。
また、10年以上のサービス提供実績があり、大手企業での導入実績も豊富。1ヶ月の無料トライアルもあるため、導入前に実際の使い心地も確認できます。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 支援オプションで変動 |
| 月額費用 | 200〜600円/ユーザー |
| 最大の特徴 | 5フロア以上でもレイアウト無制限で登録できる |
| おすすめ企業 | 拠点数やフロアが増え続ける成長企業 |
| 公式サイト | https://www.yourdesk.jp/ |
せきなび

せきなびは株式会社アスマークが提供する在席管理・フリーアドレス管理ツールです。色分けアイコンで在席・業務状況を一目で確認できる使いやすいUI(画面)が特徴となっています。
顔写真やプロフィール付きのオンライン座席表により、従業員の顔や業務の見えにくさを解消。部門を横断して人探し時間を短縮したい企業におすすめです。
また、翌日以降の席予約ができ、カスタムプロフィールで検索性を高めていくなどの機能も充実しています。
加えて、GoogleカレンダーやOffice 365との連携にも対応し、専任のカスタマーサクセスサポートが画面カスタマイズの無料サポートまで提供。30名まで無料で使える「せきなび for free」も用意されています。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 300円/ユーザー ※30ユーザーまで無料のプランあり |
| 最大の特徴 | 色分けアイコンで在席・業務状況を一目で確認できる |
| おすすめ企業 | 部門を横断して人探し時間を短縮したい企業 |
| 公式サイト | https://humap.asmarq.co.jp/sekinavi/ |
低コストで始められる座席管理システム
最後に、予算を抑えて座席管理システムを導入したい企業におすすめのシステムをご紹介します。
- ZAiSEKI
- KIMIDOKO
- ヒアーズミー
ZAiSEKI

ZAiSEKIは8,000社超の導入実績を誇る行動予定表アプリです。30名まで完全無料で利用できるため、小規模から中規模でコストを抑えたい企業に最適となっています。
スマートフォンやパソコンから2タップで操作完了という簡単さが魅力。色とアイコンで社員の状況を表示するため、ひと目で在席状況を把握できるようになるでしょう。
なお、有料版ではステータス変更ログで行動履歴を追跡でき、勤怠管理や安否確認にも活用できます。
クラウド型のためサーバーやネットワーク機器の調達は不要で、メンテナンスやアップデートもベンダー任せでランニングコストを大幅に削減できるでしょう。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | 110円/ユーザー ※※30ユーザーまで無料のプランあり |
| 最大の特徴 | 30名まで完全無料で使い始められる |
| おすすめ企業 | 小規模〜中規模でコストを抑えたい企業 |
| 公式サイト | https://zaiseki.jp/ |
KIMIDOKO

KIMIDOKOは株式会社JR東日本情報システムが開発した行動予定表アプリです。在席ホワイトボードをそのままデジタル化できるため、ホワイトボード文化を残したい中小企業におすすめです。
UIに関しても、アイコンを10種類のカラーと12種類の絵柄でカスタマイズできるため、どれが誰かを一目で見分けて同僚の予定を簡単に把握できます。視認性が高く、従来のホワイトボードに慣れ親しんだ社員でも抵抗なく利用できるようになるでしょう。
位置情報マップ表示オプションがあり、外出先での所在確認も簡単。最低契約100名からとスケールしやすく、成長企業での拡張にも対応できます。
専用のデバイスを導入する必要もないので、導入にあたって発生する初期費用も抑えることが可能です。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 要問合せ |
| 最大の特徴 | 在席ホワイトボードをそのままデジタル化できる |
| おすすめ企業 | ホワイトボード文化を残したい中小企業 |
| 公式サイト | https://www.jeis.co.jp/product/kimidoko/ |
ヒアーズミー

ヒアーズミーは株式会社ミクロスソフトウエアが提供するeホワイトボード行動予定表です。10名単位で1,650円から利用できる低価格設定が魅力となっています。
色分けされたアイコンで社員の在席状況がひと目でわかり、アイコンは自由にカスタマイズすることも可能。従来のホワイトボード行動予定表のように自由に情報を記入することもできます。
また、タイムカードや現在地を把握する位置情報通知機能もあるため、営業先の社員がどこにいるのかを把握することも可能。
30日間の無料トライアルで実際の使い心地を確認できるため、まずは10〜50名で簡易に試したい企業におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | 1,650円(最小利用人数10名)〜 |
| 最大の特徴 | 1名100円台から導入できる |
| おすすめ企業 | まずは10〜50名で簡易的に試したい企業 |
| 公式サイト | https://micros-software.com/heresme/ |
座席管理システムの選び方
「思っていたのと違った」という自体を起こさないためにも、自社の働き方や運用方針に合ったシステムを選ぶことが大切です。以下の4つのポイントを確認しながら比較検討していきましょう。
予約方式が働き方に合っているか
座席管理システムには様々な予約方式があります。事前予約タイプでは前日や当日朝に席を確保でき、計画的な出社ができるように。
一方、即時利用タイプでは出社してから空いている席を選べるため、急な出社にも対応できます。
また、チェックイン方法もシステムによって異なります。
QRコードをスマホで読み取る方式、ICカードをタッチする方式、PCから操作する方式など。社員の利便性を考慮して、最も使いやすい方式を選択することが定着の鍵となるでしょう。
拠点数・連携機能も不足がないか
複数拠点を持つ企業では、全拠点の座席状況をまとめて管理できるかが重要なポイント。フロア数の制限や拠点登録数の上限も事前に確認しておきましょう。
外部システムとの連携機能も要チェック。GoogleカレンダーやMicrosoft 365と連携することで、予定と座席予約を自動同期できるシステムが便利です。勤怠管理システムとの連携があれば、出退勤管理も効率化できるようになるはずです。
運用の分析レポートも閲覧できるか
座席管理システムを導入した後の効果測定には、そもそもシステム事態に分析レポート機能が必要です。座席利用率や出社率の推移などのデータを可視化できるシステムを選びましょう。
CSVデータの出力機能があれば、独自の分析もできるようになります。これらのデータを基にオフィスレイアウトの最適化や、座席数の調整を検討できるため、長期的な運用改善につながるでしょう。
ニーズに合わせて独自開発も検討する
市販のパッケージでは要件を満たせない場合、独自開発も選択肢の一つ。特殊な業務フローや既存システムとの密な連携が必要な場合は、カスタム開発が適していることも多いでしょう。
なお、この記事を公開しているBPS株式会社では、システムの受託開発を行っています。
開業時の2007年から、「家庭教師のトライ」で知られるトライグループ様やサイバーエージェント様などの大手企業から、慶應義塾大学様や東京大学様などの教育機関まで幅広くご支援させていただきました。
70以上の自治体で導入されている「ビヨンド入退くん」や多くの教育期間や教材会社に利用されている「超教科書」などの自社プロダクトも多く展開しております。
「通常のシステムでは自社で取りたいデータがまとめられない」「他のシステムと連携しきれない」といったケースにはぜひご相談ください。

座席管理システムの料金目安
座席管理システムの導入を検討する際の料金相場について解説します。システムのタイプや機能により費用は大きく変動するものの、概ね以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。
初期費用は0〜数万円が相場
多くの座席管理システムでは初期費用を無料に設定しています。クラウド型サービスの普及により、サーバー設置などの初期投資が不要になったためです。
ただし導入支援がある場合はその分のオプション料金が発生します。
設定代行や操作研修、カスタマイズなどのサポートを受ける場合は、数万円から十数万円の追加費用を想定しておきましょう。
なお、SEKIDOKOのように12万円程度の初期費用を設定しているシステムもあります。
月額は0〜600円/人ほど
座席管理システムの月額料金は、一般的にユーザー数に応じた従量課金制となっています。1人あたり月額100〜300円が相場です。
なお、無料プランを提供するシステムも存在し、ZAiSEKIやせきなびでは30名まで無料利用ができます。
一方、多機能型システムでは1人あたり月額500〜600円程度になる場合も。最低利用人数を設定しているシステムもあるため、小規模利用時は実質的な単価が高くなることもあります。
ハイブリッド勤務の場合に注意したいこと
ハイブリッド勤務を採用している企業では、座席管理システム選びで特に注意すべきポイントがあります。出社とリモートワークを組み合わせた働き方に対応できるシステムを選択しましょう。
出社ルールをシステムに設定できるか
企業によっては「週3日出社」「特定曜日は全員出社」といった出社ルールを設けています。システム側でこれらのルールを設定・管理できるかが重要なポイントとなるでしょう。
出社率の制限機能があれば、オフィスの収容人数を超える予約を防げます。また、特定の日や時間帯での予約制限機能により、密を避けた働き方もできるようになるはずです。
リモート枠と出社枠を分けて管理できるか
ハイブリッド勤務では、同じチーム内でも出社組とリモート組が混在します。座席管理システム上で、出社予定者とリモート勤務者の区別ができるかを確認しましょう。
テレワーク状況も表示できるシステムなら、チーム全体の勤務状況をまとめて管理できます。「誰がオフィスにいて、誰が在宅勤務なのか」を瞬時に把握でき、効率的なコミュニケーションが期待できるでしょう。
44円/人〜の稼働管理システム「ビヨンド日報くん」
座席管理だけでなく、社員の稼働状況や業務内容もしっかり把握したい企業には「ビヨンド日報くん」がおすすめです。
月額44円/人〜という業界最安クラスの料金で、日報作成から工数管理までまとめて行えます。
毎日の日報を提出するだけで「誰が」「何時間」「どの作業に工数を割いているか」が自動で集計され、予算管理や人件費最適化に活用できるようになる、という仕組みです。
また、クラウド型のシステムなのでPC・スマホがあればどこでも利用でき、外回りやリモートワーク中の社員の業務状況も把握できます。
勤怠管理システム「入退くん」と連携することで勤怠打刻とも連携することも可能。なお両方導入しても月額99円/人〜と低コストとなっています。
座席管理システムと合わせて社員の工数・案件ごとの収益性までまとめて把握していきたい企業様はぜひご検討ください。
\手放せなくなる日報ツール/
yama13
慶應義塾大学卒。2020年より中小企業の経理業務に従事。現在は経理と並行してマーケティング領域も担当し、数字に基づく経営状況の分析を得意とする。実務視点と戦略的な思考を活かし、現場に即した改善提案を行っている。




